先日の月曜日の事ですが、
ポーランドのピアニストで、僕の中でそのタッチが好きなベストピアニストの中の一人、Leszek Możdżer氏のソロライブを見てきました。

ベーシストLars Danielsson氏とのプロジェクトで、存在は日本にいた頃からずっと知っていて、ヨーロッパに来てから絶対にライブで見たいピアニストの一人でした。今回、晴れてそのライブを見る事が出来て感動!!

今年がショパンイヤーという事もあって、ショパンの曲を交えながらのソロピアノでみっちり2セット弾ききってくれました!中には僕が知っている曲もあって、心から楽しめました。
彼のタッチですが、繊細な事は勿論のこと、CDで聞いていたものよりも力強さがあって少し意外ではあったものの、出てくるフレーズやアーティキュレーションは紛れも無く彼のもの。グラスや謎のダンパーのようなものをピアノ線の上に即興的(?)に置き、プリペアドピアノのような音も出していました。

彼のタッチの中でずっと謎な部分の一つ、細かい音符を弾いていて、強いタッチで弾いているわけではないけれど全ての音の立ち上がりが鋭く、スタッカート的な(あくまで「的な」)ニュアンスの音がどうやって生み出されているのかは結局謎のままでした。が、とにかく音の美しさ、曲の良さ、演奏の完成度にやられました!!

$細谷紀彰-Noriaki Hosoya-のブログ
ライブが終わった後に、持っていなかったCDを購入。3枚で30ユーロというのは安い!!

そのままLeszek氏の楽屋まで訪ねて行って、
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しっかりサインもいただきました。笑


演奏や写真の雰囲気から気難しい人なのか、と思っていましたが、話してみるとそんな事はなく、とても気さくな良い人でした。僕がミュージシャンだという事を話すと「デモ持ってないの?」と聞かれて、待ってましたとばかりにLandscapesのCDを渡してきました。向こう側からこうして興味を持ってくれたのは嬉しいですね!!

良い夜でした。こういうライブをもっと見たいです!!