「空、寝た??」
「うん、寝た!今日は外で鬼ごっこたくさんしてたから、疲れてたみたい!」
「ありがとな!!」
「どういたしまして!!」
「翔ちゃん、コーヒーおかわりいる??」
「うーん、もういいかな…」
「じゃあ、お皿とか片付けちゃうね??」
俺がお皿とかを片付けようとしたら、翔ちゃんが
「少し休めば??」
そう言って、俺の手を握ってソファーへと誘導した。
2人ソファーに座ると、翔ちゃんが俺の方に身体を向け
「雅紀…昨日はゴメンっ!!俺、配慮が足りなかったよな…。だけど、こんな事言うのもあれだけど…雅紀の事、大好きだから触れたいし、少しでも2人の関係が進めたらって思ってて…。雅紀の本音、聞かせてくれない??雅紀的には、そういうのは嫌??」
「…俺も大人気なく怒っちゃって、ごめん…。空くん、急に起きてきたから、焦っちゃって。俺も…翔ちゃんの事…大好きだから触れたいって思うよ///だけど、昼間はリスクが高いというか…///空くんも体力ついてきてるから、お昼寝の時間が短くなってきてるし…だからお昼にそういうのはちょっと…///キスぐらいなら、いいけど///」
「わ、分かった!!!じゃあ、えっと、夜!!!夜、空がぐっすり眠ってる時は、ちょっと触れ合ったりっていうのはOK??」
「…うん///」
「はぁぁぁぁ、良かったぁーーー!!!マジで嫌われたらどうしようかと思って、今日一日、仕事が捗らなかったわっ!!」
「翔ちゃんっ!仕事は真面目にやりなさいっ///」
「雅紀と仲良くしてたら、いくらでも頑張れるんだよっ!!」
「俺の事、どんだけ好きなのよっ///」
「…めちゃくちゃ好き、大好き…心から愛してる…♡」
「しょ、翔ちゃんって、恥ずかしげもなく、サラッとそういう事言うよね//////」
「だって、ホントのことだもん…。」
俺は恥ずかしくって、モジモジしてしまい、目線もそのモジモジした手の方に落とすと、翔ちゃんが俺の横に体をぐっと近付けてきた。
「雅紀…キス…してもいい??」
「い、いちいち、聞くなっ///」
「ふふ、可愛い♡」
翔ちゃんは俺の顔を下からそっと覗き込むと、俺の頬に軽くキスを落とした。
ちゅっ
俺が翔ちゃんの方をちらっと見ると、待っていましたと言わんばかりに、俺の唇に翔ちゃんの唇を重ねてきた。
「んんっ///」
ちゅっ
1度唇を合わせた後、すぐに離れ俺の顔を見つめる翔ちゃん。
「…///」
「ふふ、可愛い!」
「だから…可愛くないってば///」
「もっと…していい??」
俺は恥ずかしくて仕方なかったけど、俺ももっと翔ちゃんと触れ合いたい、もっとキスしたいと思っていたから、顔がめちゃくちゃ熱かったけどこくんと小さく頷いた。
翔ちゃんは俺の目を見つめ優しく微笑むと、顔を斜めに傾けながらゆっくりと近付いてきた。
俺も翔ちゃんが傾けた顔と反対に顔を傾け、そっと目を閉じた。
翔ちゃんの柔らかくてポッテリとした唇が、再び俺の唇に触れた。
ちゅっ…
ちゅくっ…
ちゅ…
初めは、唇同士が優しく触れ合うキス…
その内、唇を軽く甘噛みされるようなキスへと変わり、段々と力の抜けていった俺の唇の間に翔ちゃんの舌がぬるっと入ってきた。
ちゅく、ちゅ…
ちゅ、くちゅ…
じゅるん…
くちゅ、くちゅ…
ぴちゃ、くちゅん…
俺と翔ちゃんしかいないこの空間に響き渡る水音に、俺も翔ちゃんもありえないぐらい興奮していたのだった。
つづく
さぁ、大人タイム⏰
甘々タイムを少しだけお楽しみください