寝れないから立て続けにブログ書いちゃう。
境界知能で困ることの一つに長期記憶の問題がある。
短期記憶も問題ありまくりだが、長期記憶が保てないこともなかなかに辛いものがある。
私は皆が学校で習ったことを殆ど知らない。
例えば歴史。
私は日本が、いや世界がどうやって作られたのかさっぱり分からない。
皆が当たり前に分かっている、いや覚えていることが私にはさっぱり記憶にないのだ。
私は学生時代、普通のクラスに在籍し、皆と同じ授業を受けていた。
なんなら授業は真面目に聞いているほうだったし、暗記要素の強い歴史なら日本史だろうが世界史だろうが、テストでは良い点を取っていた。
しかし今となっては歴史なんてさっぱり忘れているのである。
え?何?毛沢東?何した人だっけ。
2·26事件?どんな事件だっけ。
こんなんばっか。
繰り返すが私は学校で真面目に授業を受けていてこれらの知識をきちんと習った経験があるのだ。
しかし長期記憶の弱い私は皆のように記憶が定着しない。
若い頃は短期記憶で試験を乗り切っていたが、大人になった今、私には分からない(覚えていない)ことだらけである。
勉強のみならずあらゆる経験を忘れてしまうので、これが時に周囲から見たら、常識のない人、勉強してこなかった人のように映ってしまうことがあるのだ。
そしてそんな私は浮いてしまって孤立する。
そんなことが多々あった。
今は歳を重ねたこともあり、分からないことがあってもなんとかのらりくらりと誤魔化しているが、処世術を持たない頃にはなかなか大変な思いをした。
だから周囲に境界知能や軽度知的障害で非常識だったりあまりにものを知らない人が居ても簡単に世間知らずや常識知らずといった言葉で片付けないで欲しい。
その人たちもかつては皆と同じことを教わったが、長期記憶が定着せずに結果、世間知らずや常識知らずになっている可能性が高い。
何でこんなことも知らないの!と怒る気持ちをぐっと抑えて、長期記憶に問題があるのかな、と思ってくれると助かります。