仕事(収入)が安定して、それまでいやいや続けていた婚活から開放された。
あれ?言ったよね?収入が不安定だから男の経済力に頼るしかないと思って婚活してた話。
で、婚活してたんだとけど、これが嫌で嫌で。
マッチングアプリや婚活パーティーに参加してみたけれど、恋愛感情を抱ける人は一人もいなかった。
相手がどんなに高スペックでも好きになれなければ意味がない。
好きでないけれどお金があるから結婚します、なんて割り切ること、私には出来ない。
でもいつか好きになれる相手が現れることを祈って惰性で婚活していたが、ついぞ好きになれる相手は現れなかった。
そんなおり、恐らくこの先もずっと今の会社に居られることが分かり、晴れて婚活を卒業したのである。
すごいね!男に経済的に頼らなくてもいいなんて、余程いいお給料貰ってるんだね、と思われるかもしれないがそんなことはない。
以前婚活パーティーに参加しようとして、女性の参加条件を見たところ、年収300万円以上が条件で、これを満たせない私は参加を見送ったことがある。
年収300万もないってヤバイよ、という声も聞こえてきそうだが年収80万を経験したことがある私からすれば今のお給料はそれなりに満足出来る額である。
高いものは買えないし老後の資金の心配などはある。
けれど、とりあえず当面は自分の給料だけで生活出来そうだ。
なら婚活やめてもいいや、と思ってやめた次第である。
婚活をやめてみて婚活もずいぶんなストレスだったんだな、とまじまじと感じている。
あのまま妥協して結婚していたらどうなっていただろう。
自立出来ない人間は依存するしかなくなる。
これは友人の言葉だが核心をついているな、と思う。
経済面であれ精神面であれ、自立が出来ない人間は誰かに依存する羽目になるのだ。
私がやろうとしていたことはまさに経済的依存だった。
しかし、私の生活上、依存してしまうとこちら(依存する側)のほうが立場が弱いと感じてしまい、相手と対等な関係を築けなくなるのが目に見えていた。
それに繰り返しになるが、どんなにお金がある相手でも好きになれなければ結婚など私には出来ない。
好きでもない相手と暮らすなんてそれこそストレスが溜まって発狂してしまうだろう。
これも言ったか言ってないか忘れたが、私には離婚歴がある。
結婚した理由はまさに経済的に依存したかったからだが、本心から好きではない相手だったので、結婚生活はとにかく苦痛の連続だった。
パーフェクトな相手と結婚してる人なんていないよ。
みんなどこか妥協してるよ、と世人は言うが私は妥協したりしたくない。
「この人でいいや」
この感覚で結婚する人は必ずあとあとパートナーに対する不満が噴出してくる。
そして世の中の大多数がこのパターンである。
だから離婚が絶えないのだ。
私もその一人である。
対して「この人じゃなきゃだめだ」
この気持ちを持って結婚する人たちはお互いに不満が出ない傾向が強いように私は思う。
何はともあれ、経済的に自立がかなって本当に良かったと思う。
婚活に費やしていた時間を全て自分の好きなことに費やせる今は、婚活に時間を割いていた時に比べてずっと心穏やかだ。
何事によらず自分に向いていないことをするとストレスが溜まる。
婚活を止めて改めてそれを実感した。
今、私は晴れて自由の身である。
何にも縛られない心地良さをこれからはもっと大切にしていきたい。