リモートになった事がかなりストレスになっているのだと最近つくづく思う。
人と直に話す事は本当に大切で電話やLINEではダメなのだ、と一昨日身を持って解った。
どうしても人の体温に触れたい時がある。
呼吸音まで聞こえそうな所まで近づきたい事がある。
コロナで近所の友人と会う事も出来ず日がな一日黙りこくって仕事。
でも仕事があるだけまだましだ。
これで何もなければ発狂するんではないだろうか。
一昨日ある人に電話をした。
気分が酷く落ち込み眠れず誰かの声を聞きたかった。
それが間違いだった。
その人が私に与えたものは不快感だった。
相手を間違えた、そう思った時にはもう遅く不快感、妬み、僻みが増長し電話を切りたい気持ちが強くなる。
こちらから掛けたくせに。
そして悪い事は連鎖反応の様に引き起こされる。
ある筋から会社の二人が辞めた事を知らされたのだ。
二人とも中堅の女性だ。
そして今日会社からのメール。
ある人が辞めるからお餞別を送りたいと思います。
賛同できる人は返信下さい。
どんどん人が居なくなっていく。
流石に恐怖を覚える。
自分は今回の人員整理に含まれていない事は判っていても将来を考えてしまう。
辞めた人達は転職先がある。
私には障害者雇用しかない。
一日一日がカウントダウンになっているのを感じる。
あと10カヶ月。
一日が終わるたび命が一日縮まった気がする。
砂時計は落ち続ける。
健常者でいられる時間の終わりが迫る。
もう余命は10カ月。
何とか気を逸らしたい。
この事実から気を逸らしたい。
そう思って煙草を持ってベランダへ出る。
右手奥に「非常の際はここを破って隣戸へ非難できます」の文字。
そこを破っても私はどこへも行けない。
非常ではない非情なのだ。
私が背負った運命は、知的障害は非情そのもの。