低予算のインディーズ作品ですが、設定の面白さでみせるかなりの傑作。

ジャンル的には、SFコメディですかね。


小さな広告代理店に勤めるヒロインが、後輩の男性2人から急に相談を受けます。

「僕たち、同じ1週間を繰り返しています」

当然彼女は相手にしません。

しかし、映画の観客から見ていると、やっぱり彼女達は同じ1週間を繰り返しています。

同じような毎日を繰り返している主人公達が、本当にタイムループを繰り返しているのになかなか気付けないという皮肉な展開。

それでも同じ出来事を繰り返すうちに、ヒロインも何かが変だと感じ始めます。

後輩達の考えでは、この現象の原因は彼等の上司である部長。

彼に何が起こっているかを理解させ、ある事をやらせればループから抜け出せるのではと。

とは言え、こんな馬鹿な話、すんなり信じてくれるとは思えません。

かくして、3人のめんどくさい計画がスタートします。


タイムループを信じさせるためのあの手この手や、同じ事を繰り返しているだけに無闇にスキルアップする仕事内容は笑えます。

なのに、最後はちょっと感動。

クチコミで評判が拡がったのか、上映館も増えてきています。

これはこれで、かなりオススメです。


☆☆☆☆★


あとは、パンフレットが欲しかったかな。