ルチオ・フルチ特集やマリオ・バーヴァ特集がある中で、少ない予算と休日の中で選んだのが何故かこれ。

個人的にはルチオ・フルチ作品なら『サンゲリア』か『ビヨンド』だと思うんですが、ずいぶん昔にレンタルDVDあたりで見た今作が、やっぱ劇場のスクリーンでと。


軍が極秘に研究させていたある薬品のテストが失敗。

サンプルを軍の上層部に引き渡すはずが、何者かの襲撃に会い奪われてしまいます。

追跡者に追われる中でケースを落として中のサンプルをこぼしてしまう犯人ですが、その際指を負傷してしまいます。

なんとかリゾートホテルに逃げ込んだ彼の手は腐りずるずると変形していきます。

そして、現場に残された血液から犯人が傷を負い逃亡したことを知った軍は、男を回収するために部隊を派遣するのですが…


今作、何かで読んだ記事によると制作途中で監督が体調を崩して降板、他の人が監督して完成させたようです。

確かに、と言って良いのか判りませんが出来はイマイチではあります。

何より、何処かで聞いた話、見た場面のオンパレード。

とは言え、ここまでてんこ盛りでゴアシーンを連打してくれると、これはこれで妙に面白かったりもします。

これは、アリだと。


☆☆☆★★