まず最初に『ある用務員』という映画があって、凄く気になってたんですけどお金と休みの都合で見逃してしまいました。
(望む再上映&ソフト発売)
その続編というわけではないんですが、同じテイストを持ったアクション映画が、今度は女の子2人組で作られると。
今度こそ劇場で見たいと。
しかし、なかなか行けないままに、面白いという感想がどんどん聞こえて来ると同時に終映が迫っていました。
実際、今日を逃したらもうキツいかなというギリでようやく見ることが出来ましたよ。
こんな場合は、無駄にハードルが上がってしまうものですが、今作をそれを越えて楽しませてくれました。
物語は、女子高生ながら殺し屋組織に所属している2人の少女が、卒業を機に世話役の男性から寮を出て自立するように言い渡されるところから始まります。
裏の仕事で十分稼いでいるはずながら、結局2人はアルバイトの面接に通うことに。
でも、もともとそういうのが苦手でコースアウトしたまひろには普通の仕事が馴染むはずもなく、なかなか上手くはいきません。
もう少し要領の良いはずのちさとも、何故かトラブルに巻き込まれたりして仕事が定着しません。
そんな2人のハードなのか緩いのかよく判らない日常と、突然始まる超絶アクションの絶妙なバランス加減が今作の魅力。
戦闘能力はずば抜けているのに、人付き合いは下手すぎるまひろが、それでもちさとの大切さに気づいて変わろうとするところも素敵なところだったりします。
犯罪者ばっかり出て来たり、やたらところころ人が死ぬはずが、見終わった時に
「あ〜楽しかった」
と素直に思える不思議な作品です。
まぁ、一番の見どころは、やっぱりまひろ役の伊澤彩織さんと三元雅芸さんの超至近距離での格闘シーンではありますが。
アクション映画ファンなら、冒頭のコンビニのシーンとこのクライマックスでチケット代の元は取れてお釣りがきます。
あと、アクションがハイスピードで複雑な動きをしていながら、映像が見やすいという印象でした。
☆☆☆☆☆
他にも小ネタ満載だったりします。
他にあるでしょうって言われそうですが、ちさと役の高石あかりさんが竹輪を咥えているのは笑いました。
噂のCD付きパンフレット、無事に買えました。
収録されている挿入歌の歌詞がまた好きですね。
“買ってきたアイス ごめんねの合図”
“借りパクされた漫画みたいに消えないで”
“世界の終末が来ても 2人なら最強!”
あ〜でも、まだ上映館少ないみたいだし、通販してもらえたら嬉しいはず。
