春名風花さんこと、はるかぜちゃんのダークサイドのお芝居を見れるかなと、作品の題材的にはアレな気もしたものの、劇場へと向かいました。
タイトルにもある通り、猟奇残虐趣味な短編各3話からなっていますが、途中休憩を含み計3時間越えという短いのか長いのか判らないような。
第1話は、封神演義にもある妲己と紂王の物語。
昔少年ジャンプで連載されていたコミックが好きでそこから物語に興味を持っていました。
絶世の美女でありながら、新しい拷問や処刑方法を考えるのが好きで、誰かに罪を着せては殺して楽しむという妲己と、彼女に魅せられて祭り事を疎かにしている紂王。
そんな2人に捕らえられた邑姜。
重臣の1人が、国のため?命と引き換えに、ある恐ろしい暗殺計画を立てるのですが。
どんなに美女でも、近くにはいたくない妲己ですが、普通の人間が持っている論理感が無いぶん行動に躊躇いがなく、妙な魅力があるのも確か……かな?
逆にまともであることで更なる苦痛を受けることになる邑姜。
最後に立場が逆転した彼女は、妲己に自分が受けた以上の苦しみを味あわせたいと、復讐に駆られますが、その怒りさえも妲己は笑い飛ばします。
自分に、傷つけられた時に牙を剥く勇気があるか? 復讐をする強さがあるか?
あんまり自信はないのですが。
復讐を行えば、自分も犯罪者になってしまいなんの解決にもならないという理屈は判るんですが、やられたままではなかなか先に進めない。
見終わってみれば、全体の中でもストーリーがしっかりしていて見やすかった?かな?
まぁ、ろくに予備知識なしで見た1本目にしてはキツかったのも事実。
はるかぜちゃんの芝居を見るのは2回目ですが、最初は『銀河鉄道の夜』
全然雰囲気が違います。
凄かった。
しかし、それを上手く表現出来る言葉が出てきません。
ここで、小休止。
