トランスフォーマー・エピソード1?
ようやくこのシリーズにも人間が出てきたような。
派手さではマイケル・ベイ監督版には及びませんが、魅力的なキャラクターとちゃんとしたストーリーとしてはシリーズ一番ではないでしょうか。
特にヒロインを演じる女優さんが良かったです。
思えば、初期3部作ではミリタリーアクション的な部分もトランスフォーマー同士の戦闘場面も面白かったんですが、主役のカップル要らなくね?なところも無きにしもあらずでしたから。
物語は、地球での80年代。
宿敵ディセプティコンの攻撃を受けて母星に壊滅的なダメージを受けたオートボットは宇宙へと脱出。
リーダーより、次の拠点とするべき地球へ向かうように命令されたD-157?は、なんとか地球へ辿り着くものの追っ手との戦闘で破損してしまい、車の状態で沈黙してしまいます。
父親を亡くしてから父の遺した車の復旧以外のことに積極的になれずにいたヒロインに発見され、修理されますが、記憶と声を喪っていました。
彼女の前で二足歩行スタイルに変形して驚かせますが、やがてお互いを信用してコミュニュケーションをはかるようになります。
しかし、バンブルビーと名付けられた彼が再起動したことで宇宙に信号が発信され、彼等を探していた追っ手を地球へ呼び寄せることになってしまいます。
ようく考えたら、これはこれで十分派手なんですが、中盤の見せ場がカーチェイスだったり、クライマックスの戦闘が少人数で限定された場所で行なわれることで逆に集中力をアップしています。
☆☆☆☆★
劇中で流れる曲が80年代のヒロインが聞いている曲というのが、また良い味わいになっているのでは。
