よもや、2019年にして、クリント・イーストウッドさんの主演作が見れるとは!?
イーストウッドさんは、グレートだ!
んで、物語は実在した老人の運び屋をモデルにしています。
主人公は、やたらとめんどくさい花の栽培で有名な人でしたが、まわりにちやほやされて喜んでいるうちに娘の結婚式をすっぽかすやら、家族の記念日に帰らないやらで、すっかり家族に愛想をつかされてしまいます。
娘さんは、もう何年も口をきいてくらません。
更には、ネット販売に負けて農園を手放す始末。
行く先を失った主人公に、たまたま知り合った男が、ただ車を走らせるだけで金になる仕事があるぞと持ちかけてきます。
それが組織の仕事で、麻薬の運び屋でした。
よく判らないまま仕事を引き受けて、最初はあっさり成功して大金を手に入れてしまいます。
その1回だけのはずか、あまりに上手くいったせいか、次にまとまったお金が必要になった主人公は再び組織の人間に電話をしてしまいます。
誰もそんな爺さんが運び屋とは思わず、本人のあまり真面目になりすぎない性格もあってか2度目の仕事も成功してしまいます。
悪い事だとは知っているはずですが、あまりに上手くいくので、ダーティーハリーのような正義感?のない爺さんはますます深みに。
組織のボスにも気に入られて、とんでもない量の荷物を運ぶようにもなります。
順調にいくかと思えた爺さんの仕事ですが、大きな事件が発生します。
更には、大仕事の最中に緊急の電話がかかって来て……
歳をとって、足元がヨロヨロしてはいますが、今だに背筋を伸ばして立っています。
いつでもジョークを忘れません。
家族とは疎遠ながら、爺さんを見張っているはずのギャングでさえ気を許してしまいそうな魅力もあります。
何より、この歳になってなお、より良く生きようと変わることが出来るのです。
☆☆☆☆★
「100才まで生きようと思うのは、99才のヤツだけだ」
