わキャッチコピーは、“最も残虐な、悪が誕生する。”
しかし、けっこうフレンドリーで可愛かったりして。
スパイダーマン3のヴィランだった寄生生命体が、スピンオフで再登場。
枯渇しかけている地球の資源ではダメだと、宇宙開発に目を向けたある会社の社長が地球外生命体を発見。
それは、他の生命体の身体に取り憑いて活動する性質を持っていました。
この生命体と共存することで、人間も他の星で生きられると考えた彼は、違法な人体実験に手を出し、最終的には彼自身も寄生されてしまいます。
社長を告発しようとした科学者に情報を提供された主人公は実験室に入り込みますが、自分自身がその地球外生命体“ヴェノム”に取り憑かれてしまいます。
エイリアンに寄生されて超能力を得た主人公が、仲間を呼び寄せて地球を乗っ取ろうとするヴェノムの同類と戦うことになります。
本来悪役のはずのヴェノムですが、主人公を気に入ったからと彼に協力するように。
ここらへんの流れが、ちょっと寄生獣のミギーみたいで笑えます。
マッドマックスやバットマンのヴィランを演じたとは思えないほど、今回のトム・ハーディさんの演じる主人公は善人で少々頼りない感じ。
そんな主人公に、自分に似ているからと共感してしまうヴェノムが良い味を出していますね。
☆☆☆☆★
