首が痛い...
「今日休ませてください」
僕は会社に電話した。


クラクション  5

介護の仕事を始めて2ヶ月がたった。
首に違和感を感じ始めたのは、その頃でした。
(読むのを一旦やめてクラクション3を読んで頂ければここに繋がります。興味ある方は是非)

ただの肩こりからくるものものだと、勝手に思い込み、仕事を続けました。

そして数日が過ぎた朝でした。

あれ、首が痛くて回らない。

とてもじゃないが、こんな状態で、おじいちゃん、おばあちゃんの介護なんてしたら、支えられず危険な事になる。

会社に電話し、休みをもらって、整形外科に行きました。

レントゲンを撮って、診察室へ。

先生から出た言葉は「あーこれは、椎間板ヘルニアですね。治療法は毎日、点滴を打つ事です」

「仕事行かないといけないんです」

「この状態で仕事したら、介護どころか、あなたが介護される事になりますよ」

「どれくらいで治りますか?」

「はっきりした事は言えません。しっかり治しましょう」

「はい...」

その日から、いつ治るか分からない治療が始まった。

毎日毎日、病院に通い、家では薬を飲んで、安静にする。

こんな事してたら、施設の皆んなから、あんな風に思われる、こんな風に思われる。
どんどん、悪い事ばかり考え始めました。

どうすればいい?
負のスパイラル。

そんな日々が1ヶ月続きました。

調子も良くなったしと、焦りもあったのか、もう大丈夫だと勝手に診断し、仕事に復帰しました。
1日目、2日目と何も無く過ぎました。
3日目、激痛が走り、めまいまでし始めたのです。

悪化。

治療の日々がまた始まった。

さらに追い討ちをかけるように、以前交通事故を起こし人身事故と処理されていた通達が、裁判所から届きました。

罰金30万円。
免停60日。

負のスパイラルはさらに大きな渦となって行きました。

夜中、パニックを起こし眠れない日々。
お酒でごまかす。解決なんかする訳もないのに。
間違いない、鬱病だ。
以前、6年闘病していた僕は確信した。

またあの時のようになるのか?

いやだ!

そんな時、奥さんから一冊の本を渡された。
その時は読む気にもなれず、数日が過ぎました。
ですが、ふとその本が頭に浮かび、手に取って読み始めました。

その本は、SHINGOさんの「夢をかなえる龍」。
その時から僕は龍の存在を知る事になったのです。

読み進めていると、ある文字が目に飛び込んで来ました。

高野山 奥の院。

その文字を目にした瞬間、急に目の前が明るくなり、不思議な世界を感じました。
あんなに眠る事が出来なかったのに一瞬にして、僕は落ちました。

そして、10分程して僕は目を覚ました。

心は晴れ渡り、開放感に満ち溢れ、別人になったようでした。
翌日、心療内科に行く予定をしていたけど、
僕が行く場所はそこじゃない。

僕が行く場所は高野山 奥の院だ。

僕はすぐ行動しました。
奥さんと一緒に奥の院へ車を走らせた。

奥の院の参道に入る前、僕は急に吐き気がし、ゲイゲイと吐いてしまいました。
浄化されたね、と奥さんは言いました。

歩いて行くうちに、どんどん別世界になって行くのを感じ、参拝した後には涙が出てきました。
奥さんに気付かれないようにしましたが。

来て良かった、僕は導かれたんだ。
そして、僕の守護龍と、一冊の本を渡してくれた、奥さんに感謝しました。
龍つなぎと言う事を耳にしますが、間違いなく、
僕の龍つなぎは、奥さんだったのです。

ありがとう。

首の調子も良くなり、仕事に復帰しました。
1週間程してまたまた、体に異変が...。

今度は、首では無く内臓。

朝起きると、胃の辺りの激痛でのたうちまわり、救急車で搬送される事に。

診断は、急性膵炎。
即、入院。

でも、僕は不思議と不安を感じなかった。

そして、入院中ある方と知り合いました。
リモートですが。

そして、初めてレイキヒーリングのセッションを受けました。
その名は、ゆうこさん。
またまた、奥さんが繋いでくれました。

レイキが始まった事を告げるかのように、体が温かくなって来ました。そして、大切なお話しをして頂きました。

ゆうこさんは、今まで起きた事は、あなたの潜在意識が起こしたものなんだよ。
でも、大丈夫。これからは良い方向に向かっていくよ。心配しないでいいからね。
と、言ってもらえました。
潜在意識の事を知らなかった僕は、その意味を知り、理解しました。
ゆうこさんいわく、僕の守護龍は青い龍と教えてくれました。これからは、「青龍さん」と呼ぶ事にしよう。そして青龍さんはとても喜んでいるとも。そしてセッションは終わりました。

僕に更なる、勇気と活力を与えてくれた、ゆうこさんのブログです。
リブログさせて頂きました。

そして僕は2週間で回復し、退院しました。

それからは、何か頭に浮かんだ事は、青龍さんからのメッセージなんだと思い、行動に移してます。
青龍さんからの新しいメッセージ。
「龍を形にしろ」
そうだ!僕は陶芸家だった。
焼き物で龍を形にしよう。

確実に良い方向に向かっている。

首を痛める前、僕は介護施設でも末端の介護士でしたが、9/1から、施設長に就任する事になりました。
施設の総責任者です。
不安はありません。
上手く行くところしか見えません。

悪い事、良い事は振り子のようで、悪い方に大きく振れば、当然、良い方に大きく振り戻ってくる。
そう確信しています。

僕は言いたい。
僕に関わってくれている人、目に見えない世界に

ありがとう。


僕のクラクションが響きますように。

NORI

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読んで頂きありがとうございました。