●いつでも相手に喜んでいてほしい【本・名言】
まいどです
販促プランナーの
則枝美香です
読んだ本のご紹介です。
【僕の死に方
~エンディングダイアリー500日~】
いつでも相手に喜んでいてほしい
★★★★★
「終活」「エンディングノート」
という言葉が普及した中で、
では何を残し、どのように最後まで生き
終えるのかを1つの形にした
売れっ子流通ジャーナリストの自伝です。
母を喜ばせようとした、
子供時代のおつかいでの
エピソード。
「流通ジャーナリスト」を
認知させるためにとった見せ方。
評論家ではなく流通の現場に
身を置き続けるためにとった伝わる伝え方。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
「これは大事だから勉強しておいてください」
という構えた姿勢で記事(情報)を発信していた。
でも対象となる人たちは、
むしろそういう記事からは、
学ぶことができないのかもしれない。
だったら、受け手が楽しみながら、
リラックスした状態で得られるように
情報を送ることはできないだろうか?
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
本の前半の彼の生き方は
ポジショニングの本としても参考になります。
後半での闘病、
そして特異とも思える
自分の死のプロデュース。
彼の人生の中で常にありつづけるのは
「誰かを喜ばせたい」という気持ち。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
人が「喜ぶことは」人それぞれ違う。
千差万別だ。
相手の「喜ぶこと」を見つけ出し、
そこに応えてあげれば、
それが回り回ってビジネスに結びつく。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
病と戦い続ける。
ホスピスで緩和ケアを受ける。
色々な選択肢の中で彼が選んだのは
最期の最期まで仕事をすること。
仕事をすることで誰かを喜ばせること。
タイトルは死に方ですが生き方の本です。
後半と伴走した奥様の手記は
涙なしには読めませんが
私もこのように生きたいと思えた1冊です。