楽天こと東北楽天ゴールデンイーグルスが今日負けたことにより今シーズンが終わってしまった。球団創設5年目にして、クライマックスシリーズ出場で2位という結果に関しては、プロとしては優勝が絶対命題であるが、人情論そしてエンターテイメントとして熱くさせてくれた選手を始め監督、スタッフ、関係者に拍手を送りたい。
地元に本拠地が決まってから、関心はあったものの、今年ほど野球に興味を持ったことはなかった気がする。野球よりサッカーの方が何倍も好きだった自分の関心がだんだん変わってきた。勿論地上波やCS放送でやっているのを見る事もあったがニコニコ生放送で放送したことも後押しして野球の面白さがわかった。
野村監督のラストゲームということもあってビジターにも関わらず楽天の選手のみならず日本ハムの選手も胴上げをしてくれたこのチームの垣根を越えた愛情ある光景がなんとも言えず、涙をそそられてしまう。野村監督は選手からはかなり嫌われているという裏情報もあったが、所謂「ぼやき」とかは、マスコミへのアピールとして意図的にやっていると以前「すぽると!」で言ってた気がする。なんだかんだ言ってもファンには愛された訳であるし、目先の利益だけではなく、球団、そしてプロ野球球界全体のことを考えて行動していた監督にも敬意を表したい。
そしてクライマックスシリーズを見て改めて尊敬したのが、田中将大投手である。年下ながら、気迫溢れるプレーには頼りになるというか、若いながら楽天を引っ張っているという気がした。また試合の最中で見られる笑顔からは逆にこの緊張感を楽しんでいるのではないかという気さえもした。まさに末恐ろしい怪物である。その物怖じしない気の持ちようは自分も是非とも手に入れたいものである。
来年は周りから今年以上の結果が求められるのは必須であるが、初代田尾監督、そして野村監督が撒いた楽天色の野球という種を一つ一つ育てて、いつの日か日本一という大きな栄光を勝ち取りたいものである。
- 紅の翼～2009楽天イーグルス公式応援歌～
- ￥1,000
- Amazon.co.jp
- エースの品格 一流と二流の違いとは (Clickシリーズ)/野村 克也
- ￥1,050
- Amazon.co.jp