今日は衆議院議員選挙の公示日である。そんな中、ニュースではこんなことが話題に上がっていた。
民主党が地方決起集会で日の丸を切り貼りして、党旗を即席で作り掲げていたというのだ。麻生首相は日本記者クラブ主催公開討論会で民主党側を追及し、鳩山代表が謝罪したようだが‥。



Noriの脱heavyな生活のすすめ-日の丸
[画像]日の丸を切り取って民主党旗を掲げた演説会

しかし、上の画像を見る限り、別な場所に日の丸は掲げられてないし、主催者側の確信的行動と言われても仕様がない出来事である。そもそも、民主党の支持母体は日教組を含めた各組合や旧社会党支持集団でありどちらかというと、左寄りな政党であるからして、このようなことが棚にあげられるのである。日の丸を切り刻む行為は今まで極左と言われる人たちがやってきた行動だ。民主党は優秀な政治家もたくさんいるが、このような過激グループをコントロールできない限り、たとえ権力を握っても党側が逆に利用されて廃れるだけだと思う。

一方自民党は企業を支持基盤としている。企業との談合がよく問題視されるのはこの為である。談合を正当化するつもりはないが、有権者は自民党と民主党の背後の存在もしっかりと見極めなければならない。

今この時点ではTVを始めとするメディアが民主党ばかりを向いていて、いかにも「政権交代=いいこと」という認識を植え付けようとしている。確かに政権交代によって、しがらみが少なくなってクリーンな政治が実行される可能性もあるが、クリーンばかりに注目して全体として、良い方向に向かうかは確信できない。政権交代をして、国力が衰退する可能性だって否定できないのだ。また報道に関してであるが、財源ばかり報道し、安全保障に関しては何も議論にならないのは、報道機関としてどうかと思う。どのチャンネルをつけても同じことしか流れないし、全て民主党寄りだ。既存のメディアも腐りつつある。さまざまな意見があり、それをぶつけて良きものを作り上げるのでないかと思う。即ち、アメリカの様に、このテレビ局はこちらの政党を支持するといったように、多様化してもいいのではないかと考える。全ての局が一方向だけを見ているのは、大変危険な風潮である。

別に自民党に完全に賛同する訳では無いが、民主党が勝ちそうだから民主党に投票するだとか、民主党の方がクリーンなイメージだからという単純な思考で投票するのは避けたいものである。人と金は権力者の所に集まるのであって、民主党が権力を握った時、背後の組織が動くのだから‥。

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