2016年夏期オリンピックの開催都市候補に挙がっている東京であるが、国際オリンピック委員会(IOC)の2月の調査によると、大会開催に対する支持率が国内で56%と前回の59%よりも低下していることがわかった。前回調査では立候補地の中で最低という悪いお墨付きを得てしまったが、今回はそれ以下と言う事で、東京が開催地になるのはより厳しくなったようだ。

技術、財政、交通インフラの面では他の都市よりも一歩先に進んでいる東京でも、支持率だけは目を覆いたくなってしまう現実がある。

個人的には前から述べているように大賛成なのであるが、日本がそこまで盛り上がっていないことは認めなければならない。もっとPR活動をするべきだと思う。2020年に開催のサッカーW杯の招致にも日本は手を挙げている。でもこのままだと、国民的世論を理由にどちらも転んでしまうのではないか。

今後、どのように事が進んでいくのかを楽しみにする。

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