今は芸能界でもタレントは女優をやっていたり、歌手になったり、番組の司会をしたりと多種にわたる仕事をしています。一昔前は、それぞれ専門職として、やっていましたが、いまや逆にマルチタレントでないと、よほどの実力がない限り芸能界に残り続けるのは難しいのではないのかなと思います。また昔以上に頭の回転が速くないとついていけない状況になっています。

ところで、もともと歌手である人の中には、あんなのは歌手とは呼べないという人もいますが、力量はその人が上だとしても、その歌でさえもどれだけの人が熱狂し、心癒され、励まされているかという視点に立てば、そのような発言は合わないと思います。

またマルチタレントであれ、というのは芸能界だけに限らず、日常生活を生きていく上で必要な力であると最近考え始めました。昔はこの仕事ができれば、生活は安定すると固定観念によって世の中は動いていましたが、今や、同じ仕事をする大勢の人たちの中で人とは違う何かができなくてはならない、結果的に多くの才能を持っていた方がよいという風潮になり、一般人のマルチタレント化が進んでいると思われます。

自分自身もマルチタレントに対して憧れの眼差しでみてしまいますが、自分の才能はと考えた時に、思い当たる才能はあるのか不安になってしまいます。

今後は精進して、自分のタレントについて見つけていきたいと思います。