ハリウッド映画を見ると,ロボットが人間を侵略したり,また人間がロボットを奴隷としてみなすものが多い気がします。

実際,アメリカでは映画のみではなく現実での研究でも戦争利用を目的としたロボットや,商業目的のロボットばかりが注目されている気がします。もちろん後述の様な研究も少なからずなされてはいるのですが…。

それに対して日本ではアシモ,アイボなど人を含めた動物型のロボットがまず第一に考えられでしょう。子供がロボットと聞いて工場へ行ってみると溶接の単純作業をしているだけのものを見てがっかりするのが容易に想像できます。つまり日本人はロボット=人間の仲間という意識が強いようです。ロボットを差別して見下している視点は限り無く少ないと思います。

ではそれは何故か。やはりドラえもん,鉄腕アトムをはじめとしたアニメの影響が大きいと思います。これらではロボットが普通に仲間と共に学校へ行き(ドラえもんは学校にいきませんが),人間と平等の扱いを受けています。

ここで話はずれて不思議に思いました。ドラえもんでは22世紀から来たロボットが街をあるいていても興味が湧かないのか。またタケコプターで空を飛んでいても誰も疑問に思わないのか。これもやはりドラえもんが社会の一員として認められているからではないでしょうか。

ではなぜ日本でこのような文化が発展したかと考えると,逆に欧米をはじめとした宗教の影響が少なかったからだと自分は考えます。日本では人間らしい物を作ることにさほど抵抗のなかった気がします。また万物に命が宿っているという考え方もその要因かもしれません。

…(中略)…

このようにロボットが日本で発達したのを誇りに思いますし,これから未来にかけて悪用されないことを切に願っています。