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私はスキマ時間があれば書店に立ち寄るのですが、本屋さんを継続的にチェックしていると時代の流れみたいなものを感じることができます。
例えば、資産運用コーナーを観察していますと、去年までは1週間や2週間本棚に変化がなくても不思議ではなかったのに、最近では毎日のように本が入れ替わるんですね。
その本のタイトルも見ていて面白いと感じるのは、オプション取引、カバードコール、CFD取引、バイナリ―オプションなど今までスポットライトの当たっていなかった本も多いことです。
それだけ投資家のレベルが上がっているということだったら嬉しいですね。
単純に、最近の株式市場の活況に便乗しているだけかもしれませんが。
ところで今日、気になる本を見つけました。
私にとって書店は宝の山みたいな場所なのですが、そこは玉石混合の場所。素晴らしい本ばかりではなく、これはケシカランというような本まで色々です。
目についたのはこちらのケシカラン本です。
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富士フイルムの会社研究 2014年度版―JOB HUNTING BOOK (会社別就職試験対策シリーズ) 新品価格 |
「会社別就職試験対策シリーズ」
このシリーズ、個別企業ごとに100冊以上も発売されているのです!
業界研究の本というのは以前からたくさんありましたが、個別企業ごとに本を一冊書き上げるとなると、相当な手間暇がかかるだろうと、就職ビジネスの商魂に感動さえ覚えました。
しかし、それも束の間、本を開いてビックリ仰天!
そこには企業の「有価証券報告書」が全頁そのまま印刷されていたのです!
有価証券報告書はインターネットで調べればEDINETというところで誰でも閲覧可能ですから、情報の値段としてはゼロ、無料です。
有価証券報告書というと、上場企業のものでは100頁を超えるものも多いですから、それだけで結構な量になります。
それだけでも酷い本ですが、さらにページをめくってビックリ仰天!
残りのページには一般的なエントリーシートの書き方や面接のポイント、一般常識問題の例題などが書いてあるだけでした。
「これ、使いまわせるんじゃないか!?」
ビビッときた私は、別の企業の本もみてみました。
するとやはり有価証券報告書の部分以外はどの本も同じだったのです!
本当にケシカラン本です。
ただ、就職活動をする学生は有価証券報告書なんて知らないでしょうから、残念なことに結構売れていたんです。商売としてはそこそこの成功かもしれませんね。
頑張る学生さんには是非ともこんな罠にはまらずにいてほしいと思います。
それにしても、無知とは恐ろしいと改めて痛感しました。
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