8/8宮崎地方の震度6弱の地震、8/12東北地方の台風5号による洪水被害、今まさに台風10号が直撃中、日本列島は気の抜けない時期が続く。


世界の気候災害はオリンピックで報道が減っていたせいかは分からないが、8月前半に少なく後半に増えているようだ。





《アジア》

★1日 、 パキスタン北部パンジャブ州のラホールが記録的な大雨に見舞われた。道路は冠水、交通は渋滞、日常生活に支障をきたし、先月から降り続く雨による死者は100人を超えた。 市内の一部では数時間で過去44年の記録を超える353㍉の雨が降った。 2022年の大洪水からの復興に悪戦苦闘しているパキスタンに、モンスーンの雨が戻ってきた。


★20日から21日にかけて台風9号が韓国の南東部を襲い、被害が相次いだ。 多いところで1時間に142㍉の猛烈な雨が降り、被害を大きくした原因は“排水溝のつまり”だという。 南東部では、2週間前にも大雨による被害があったばかりだという。 

報道はないが北朝鮮も大きな被害を被っている。


★21日、中国北東部の遼寧省を猛烈な雨が降り、各地で大規模洪水と土砂崩れを引き起こした。  8/20.19時現在、葫芦島市は1日平均151.8㍉の降雨を記録。最も激しい降雨は同市建昌県とその周辺地域で、最大降水量は534.7ミリに達し、この地域の過去の記録を上回った。


★8/25、モンスーンによる大規模な洪水が発生しているバングラデシュのクミッラやフェニでは、520万人以上が影響を受けた。 ある村は高さ3mの洪水に襲われた。洪水被害を受けた40万人以上が約3500カ所の避難所に避難した。


★8/25、インドネシア東部北マルク州のテナルテ島で、集中豪雨による鉄砲水で少なくとも島民13人が死亡した。



《ヨーロッパ》

☆11日午後にアテネの北約35キロの村で、山火事が発生した。強風にあおられて、場所によっては炎が25メートルの高さにまで達したという。 翌12日にはアテネの中心部から約14キロの地点まで火が迫り、一時、数千人が避難した。


★16日、オーストリア西部のスキーリゾートで記録的な大雨が観測され、東部ウィーンの一部でも記録的大雨に見舞われた。

町を襲った鉄砲水、濁流が町を呑み込み 車が次々と濁流に…。 



《中東》

☆19日報、トルコ西部で山火事が猛威を振るい、 先週木曜日からの発生件数は247件。激しい炎を前に、なすすべがない様子の消防士。

 トルコ第3の都市・イズミル、その美しい街並みから「エーゲ海の真珠」と呼ばれる港町。火の手は住宅街に達し、多くの住民が避難を余儀なくされている。 今回、火元の一つとされているのが「たき火」で、当局は火災発生時ピクニックをしていた3人の行方を追っている。



《アフリカ》

☆17・18日 、アフリカ北西沖のポルトガル領マデイラ諸島で発生した制御不能の山火事は、出火から1週間がたった現在も山岳地帯を中心に燃え広がっている。 21日までにあわせて5793haが焼失したほか、住民160人が避難した。


★8/28報、人災だがスーダン東部でダムが決壊し洪水で少なくとも20の集落が壊滅し、150〜200人の行方不明者を出した。壊したダムは、東部の都市ポートスーダンの主要な水源だった。


★8/29、ナイジェリア北部で洪水が発生、11カ村で1万人余りが家を失った。 洪水が頻発するアダマワ州は、まだ雨季のピークに達していない。洪水発生の時期が予想していた9月から8月に早まったため、住民は不意を突かれたという。


《北米》

★17日、激しい嵐がカナダ中東部のオンタリオ州を襲い、街のあちこちが水浸しに…。 大規模な停電や倒木による被害も発生している。しかし、今のところけが人の報告はないという。


★21日報、米コネティカット州南西部から 隣のニューヨーク州ロングアイランドにかけて1日で250㍉近くの大雨となり、各地で浸水被害が発生し、100年に一度の嵐となった。


★8/24、 米アリゾナ州のグランドキャニオン国立公園で鉄砲水が発生、立ち往生していた観光客と先住民104人が軍のヘリに救助された。


《南米》

21日報、アマゾン熱帯雨林に囲まれたブラジル・ロンドニア州ポルトべリョはここ数日、森林火災による濃い煙で覆われている。 ボリビア国境に程近い、人口約46万人のポルトべリョでは20日、微小粒子状物質(PM2.5)濃度が1立方メートル当たり56.5マイクログラムに上った。これはWHOが推奨する上限の11倍で、国内の大都市中最悪の数値となった。

住民からは「息をするのも大変」「本当にひどい。真夜中に目がチクチクして目が覚めた」といった、不快な環境について嘆く声が上がっている。 ロンドニア州では7月、1618件の森林火災が確認された。これは過去19年間で最多だった。 今月に入ってからは、すでに2114件が確認されている。 アマゾン全体では年初から8/19までに4万2000件以上の森林火災が記録されており、過去20年近くで最多となっている。




カナダで2023年に猛威を振るった山火事で放出された二酸化炭素(CO2)は、日本の年間排出量を大きく上回るとの分析を米航空宇宙局(NASA)などの研究グループがまとめた。炭素吸収源として地球温暖化の抑止に重要な森林が大規模に焼失し、その長期的な機能に懸念を生じさせる事態だとしている。英科学誌ネイチャーで28日に発表した。







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