「地球沸騰化」の時代、世界では毎年猛暑と旱魃が酷くなっていて、水不足も深刻だ。

地下水利用は、都市の地盤沈下の原因となり解決策とはならない。

水資源の争奪が更に激しくなる。


水がなければ全ては始まらないが、その一方で豪雨被害も拡大しているので、「沸騰化と豪雨化」の両極端と言える。






それにもかかわらず、温暖化物質の最大の排出国である中国と米国は自分勝手に振る舞っているし、ロシアも戦いを止めない。

自国内で留まるなら勝手にどうぞとも言えるが、大気や海洋は繋がっているので日本も大きな影響を受ける。



そんな状況下で水資源のコントロールは重要な課題となる。

生物が利用できる淡水は地球の水資源の0.01%程と僅かしかないそうだ。





幸いなことに我が国では飲料水不足まではいかないが、降水の偏りで農業に影響が出始めている。

来るべき渇水に備えて我が国だけでも独自に出来ることはないか…??



まずは「蓄える」に尽きる。

水源林の整備やダムでの蓄水があるが、ここでは昔ながらの「ため池」に注目したい。

【ため池は江戸から明治にかけて多く造られ、全国約20万ケ所にも及ぶという。】


環境への負荷が小さく地域で管理しやすい小規模な蓄水は、江戸時代には出来ていた技術的には簡単な方法だ。








元々は農業用としてであって少雨の瀬戸内海地域に多いが、農村の衰退に伴って老朽化が進んでいるらしい。

新たに「水資源確保」の観点からみて全国的に、小規模ながら広範に整備する道もありそう。



次のようなメリットが考えられる。


1️⃣豪雨対策・・流域治水としての貯水池は有効(国交省管轄)。


2️⃣渇水対策・・生活用水(厚労省)や農業用水の確保(農水省)。


3️⃣小規模水力発電・・(経産省)


4️⃣ヒートアイランド対策・・都市内親水公園(国交省)の配置で都市の気温は数度下がる。


5️⃣野生世界とのパッファゾーンとして・・野生との領域をコントロールしやすくなる(環境省)。


6️⃣その他・・養殖利用(農水省)、レジャー&スポーツ利用(文科省)、雪捨て場(国交省)等。


7️⃣さらなる価値・・各省庁所管を越えて多様な利用を考えるとおもしろい。民間や地域のアイディアを活かす道が必要。




農業用だけでは管理しきれなくても、付加価値を付ければ民間でも利用しやすくなり、メンテナンスが保てる。


世界が水不足に陥る中で、海水淡水化の技術開発も加えて、日本は水資源利用大国になる未来は希望が持てる。



災害対策先進国の日本にこそ出来ることかと…。

先ずは省庁間の「縦割り是正」と、利用の「規制緩和」が必要かな。







水害対策住宅のHPもご覧ください🤗

https://nori-take1176.wixsite.com/website