日本列島は今年も豪雨による浸水や土砂崩れ、直近の7月末にも東北地方で大きな被害が出たばかりだ。


一方で渇水の被害も多発し、農作物が被害を受けた。

世界においても同様な被害が続き、7月に入っても高温による山火事が頻発している。





《ヨーロッパ》

☆6/30、ギリシャでは最高気温が44度まで上昇し、史上最も早い熱波の到来を記録。

 風速27mを超える強風が観測された29日には、全国各地40か所以上で山火事が発生した。

今年は厳しい山火事シーズンになると予想されている。


★1日、週末にヨーロッパ中部を襲った暴風雨の影響で、イタリア北部では大規模な洪水や土砂崩れが発生した。 孤立した村の住民らおよそ300人が救助された。 

スイス南部や西部でも洪水が発生し、橋が損傷したほか、町ががれきに覆われるなどの被害が出た。


☆17日イタリア・ローマは36℃。観光客もうんざりぎみ。アフリカからの熱気団が欧州南部の気温を40℃に押し上げ、さらなる猛暑が予測される。

バルカン半島でも40℃近い気温となり、セルビアでは干ばつによって湖がカラカラに…。 町の貴重な水がめが干上がった。

ギリシャ、ルーマニア、ブルガリア、アルバニア でも気温が40℃と高いため、ちょっとした不注意で簡単に火災が発生する。



《北米》

☆3日、猛暑の米西海岸カリフォルニア州北部で山火事が発生し、少なくとも2万6000人の住民が一時避難を余儀なくされた。 オロビルでは37.8℃以上の高温が予想され、暑い状態は来週まで続く。


☆一瞬にして街を壊滅させる竜巻や豪雨による水害など、アメリカでは気候変動による苛烈な自然災害が、毎日のようにニュースになっている。 アリゾナ州フェニックスでは 2023年7月の最高気温の平均は46℃。2014年の41℃から5度も高くなっている。最低気温の平均は34.5℃で、こちらも2014年から3度上がっている。 

フェニックスのあるマリコパ郡では、暑さが原因とされる死者が昨年1年間で645人にのぼり、290人はホームレス、250人は高齢者。 2014年と比べ10倍以上となった。


☆7日、カリフォルニア州を中心に発生している「ヒートドーム」現象により、人口の約1割に相当する3600万人が記録的な暑さの影響を受けている。 

ワシントン州やオレゴン州、カリフォルニア州、アリゾナ州北部、アイダホ州中部では気温が最高記録を更新する見通し。 カリフォルニア州とネバダ州の州境にあるデスバレー国立公園では、12日にかけて最高気温が54℃に達する可能性がある。 高温や乾燥、強風が重なり、山火事のリスクが高まっている。


☆12日米全土で7月としては記録的な猛暑が続き、熱中症とみられる死者が続出している。猛暑は今後も続く見通し。 この夏の気温は北東部のメーン州から西部のカリフォルニア州まで、全米の約100都市で観測史上最高を記録した。


☆24日、カリフォルニア州北部で発生した山火事。急速に燃え広がり、東京23区の2倍の広さを焼失。 炎は住宅地をのみ込み、多くの住民が避難する事態に…。 カリフォルニア州で今年最大の規模となっているこの火災、原因はなんと放火。 

高温と乾燥によって、隣のオレゴン州でも山火事が拡大。こちらは今年に入って神奈川県と同じ面積が焼け、全米で最大規模の火災となっている。火災は全米各地で200万エーカー以上を焼き、27日現在も続いている。


☆27日報、カナダ西部アルバータ州にある国立公園で山火事が広がり、カナディアン・ロッキーへの観光拠点として知られる町、ジャスパーに火が迫り、住民や観光客約2万5000人が避難した。 26日までに火災で町の約30%の建物358棟が焼失したという。



《中南米》

☆5日、カリブ海で猛威を振るうハリケーン「ベリル」が猛威。最大風速はおよそ70m。 地元住民 「まさか、コンクリート製の家がペシャンコになるなんて。この世の出来事とは思えない」 通過した後には破壊された建物とがれきの山が…。ほぼ壊滅状態となった島も。

 グレナダ 首相 「破壊のレベルはまるでアルマゲドン(世界の終わり)です。あらゆる建物がことごとく破壊されました」


☆26日報、山火事は南米でも猛威、 ボリビアの東部はここ数カ月、雨が少なった地域を中心に森林や草原で火災が次々と発生。各地で焼け野原が広がっている。 発生件数は、わずか一日で8000件以上を記録しているという。



《アジア》

★雨季のネパールでは、先月半ばからの洪水や土砂崩れなどで、5日までに約50人が死亡し、その後も各地の被害は拡大する見込み。


★6日現在中国南部地域に大雨が続き、中国で最も長い江である長江(揚子江)が洪水の最高水位に達し、川沿いに位置した安徽省、湖北省、湖南省は水中都市になった。

一部の地域には1時間当たり最大30~60㍉、局地的には80㍉以上の集中豪雨が降る可能性がある。このように高いレベルは更に15日間続く見通しだ。

 ​湖南省屏江県は6/18以降、759.6㍉の雨が降った。これは1961年に記録が始まって以来、最も多い降雨量だ。

ダム決壊による人災の面もあり、中国では正確な被害規模すら集計されていない。

雨季の豪雨は月末まで続く。


★15日にアフガニスタン東部ナンガルハル州で豪雨によって少なくとも40人が死亡し、347人がけがをした。 5月にも北部のバグラン州で洪水が起き300人以上が死亡するなど、大雨による被害が相次いでいる。 


★17日、韓国京畿道議政府に1時間当たり最大103.5㍉、京畿道坡州市は1時間当たり101㍉などで7月の降水量としては過去最高を記録した。

累積降水量は355㍉を記録し、中部地方の梅雨期の平年降水量の約93%が17時間で降った。

24時間降水量も各地で200〜300㍉に達し、被害が拡大している。

24日未明の釜山3時間余りで最大160㍉の雨。


★25日、台風3号が接近したフィリピンで大雨による洪水や土砂崩れが相次ぎ、少なくとも13人が死亡、60万人以上が避難した。首都マニラ沖では強風と高波にあおられてタンカーが転覆し、海上に油が流出している。台風とモンスーンが重なって大雨が続き、マニラのあるルソン島では、所によって300㍉を超す豪雨に見舞われた。24日に災害宣言が出されたマニラ首都圏(人口1300万人)では建物の1階の高さまで水につかった地域もあり、屋根の上に取り残されて救助を待つ住民もいた。 地元当局者は「台風は予想していたが、これほどの大雨は予想できなかった」と話している。 

台風3号はこの後台湾や中国南部でも大きな被害を出した。


★30日、インド南部ケララ州で豪雨による土砂崩れが複数発生し、少なくとも93人の死亡が確認された。さらに、数百人が土砂に閉じ込められている可能性がある。同州は北部と中央部で大雨に見舞われ、ワヤナド地区では過去24時間に最大280ミリの降雨を記録した。



《アフリカ》

★21〜22日エチオピア南部で大雨の影響とみられる土砂崩れが2度にわたって発生した。これまでに少なくとも229人が死亡した。 最初の地滑りで巻き込まれた3家族の救助活動にあたっていた22日朝、2度目の土砂崩れが発生し被害が拡大した。

犠牲者は最終的に500人を超えるとみられる。





水害対策住宅のHPもご覧ください🤗

https://nori-take1176.wixsite.com/website