能登半島地震では震度6弱の新潟市西区がとりわけ液状化の被害が多く、家屋の不同沈下が900棟を超えるという。


元々「潟」がついている土地は低湿地が多いのは頷ける。60年前の新潟地震でも液状化被害が発生している。


湿地帯の海岸に沿って砂丘が生じ、日本一長い信濃川の出口に都市が築かれたのが今の新潟市で、市街の拡大により砂丘の縁から低地へ拡大した新興住宅地が西区。


新潟市の友人によると、今回は地面下で地下水が低い方に集まり滞水したことが大きく、住宅の新旧よりも地域性がより影響したよう。

地面が波打つだけでも、道路や電柱・上下水道が破損され生活が維持できなくなる。






河川の扇状地や海岸の堆積地に発達している都市がほとんどの日本では、都市の縁・新興開発地は山ほどある。

液状化は東日本大震災で被害が出た浦安始め、湾岸ではどこでも起きること。



タワマンとて例外でなく、杭こそ深い支持層に達していても、周りの地盤が暴れ道路は波打ち、電線電話ケーブル断線、上下水道破損となっては陸の孤島となりかねない。


東京湾は内海といっても津波は数mには達するので、住戸が無事でも1階以下の機能やエレベーターは喪われ、一気に数百戸の被災者が生じる恐れも。


たとえ下まで救援物資が届いても何十階上まで届くのは困難で、孤立集落と変わらない状態になりそう。



一般住宅と変わらぬ備蓄が必要と共に、これからのタワマンは十階毎に1箇所位の災害用備蓄倉庫を常備することは必要かも…。


地域特性は良くわからないが、大阪や名古屋などの大都市も同様のことは起きると思われる。





ホームページもご覧ください🤗
https://nori-take1176.wixsite.com/website
ホーム | 減災住宅研究会
リンク
nori-take1176.wixsite.com