もう1年も経つのかー、、自分もWBCの栗山英樹監督の手腕に拍手を送った一人。選手としてはそれ程でなかったそうだが、指導者として見事な采配だった。


各界の内情など解らない素人だが、前から疑問に思うことを言ってみる。

よく知るある組織が念頭にあるが、直接の関係者でないので、ここでは一般論に留める。



『知名度人事の弊害』

大体においてそのスポーツ団体のトップは、その分野での金メダルや上位選手がなっているが、別の選択肢があっても…。

その努力と才能は十分に敬意に値するもので、競技に関する知識もトップレベルだったのは確か。選手の心理や業界の問題点も熟知しているはず。

しかし「名選手=名監督にあらず」とも言われている。




『閉鎖組織の弊害』

組織運営には競技とは別の様々な能力や知識が必要なはず。金メダルは取れなくても有能な人を使いこなす能力があれば良い訳だ。


部外者に何が分かる…?も一理あるが、OBだけで組織すると閉鎖的な単なる同業者の仲良しグループで終わる可能性もある。

先輩・後輩の上下関係もパワハラなどの原因になるし、プライドが高いワンマンも多く、派閥や足の引っ張り合い、分裂騒ぎも珍しくない。




『組織の代謝と循環』

“10年一日”の如く、同じトップに同じ上層部の顔ぶれは、組織の停滞を生みだす可能性が大いにある。

公益法人を名乗るからには外部の意見も取り入れる体制が必要かなーとは思うし、危機の時にこそ適切に対処するのがトップの仕事。


今の日大騒動などをみるとセクショナリズムの治外法権で、組織としてのガバナンスがなかった例だと思う。

遠い日に目を転じれば、帝国陸軍もそのようだった。




『ユーザー目線とオープン組織』

サッカーのように上手く行っている組織はユーザー目線を大切にし、何より子ども達へ理念がしっかり受け継がれている。

オープンな姿勢が地域全体だったり、業界全体に支持されている。

運営側の都合に陥ることなく、常に改善を行なっているのだろう。

川淵三郎さんはJリーグに多大な功績を残し、潔く身を引かれた。



トップのブレない理念と統率力が大きいが、反対に私利私欲や保身に走るトップの元では頑張っている現場の志気が下がり、業界の発展性には疑問符がつく。

スポーツ界に限らない話し。







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