プロマネの基礎の一つに、
「マイルストーンを置く」というものがあります。
マイルストーンとは、道しるべのこと。
上の表でいうと、♦︎のしるしのことです。
プロジェクトで言うと、通過ポイントのことで、
スケジュール表にゴールから逆算して、重要なマイルストーンを置いて、タスク管理をしていきます。
例えば、カレーライスを作る作業のとき、
「カレーライス」というゴールにたどり着くまでには、「下ごしらえ」「炒める」「煮る」「ルーを入れてかき混ぜる」というマイルストーンがある。
マイルストーンを一つずつ手順通りに作業をしていけば、無事に美味しいカレーライスが出来るわけです。
この「マイルストーンを決める」という行動はとても重要で、マイルストーンを置いてそのデッドライン(期限)管理をしていれば、前提が覆らない限り、大きくスケジュール遅延が発生することはありません。
ゴール途中の通過ポイントを意識しながら、
「次は何をする」とタスクの優先順位を決めていけば良いからです。
箱根駅伝に例えると、区間ごとに順位や戦術を確認するというイメージですね。
逆に、マイルストーンを決めておかないと、
ゴールを目指しているハズが、全く明後日の方向に進んでいた!ということも、起こりかねないのです。
だから、優秀なプロマネはマイルストーンをいち早く決めに行く。
決めるための調整先を探し、調整ポイントを関係者ですり合わせ、依頼事項やTODOを決める。
そのマイルストーンまでに必要なタスクを洗い出し、役割分担を決め、優先順位をつけて進めていけば良いのです。
今、僕が担当しているプロジェクトで、
一つだけ僕が参加していない会議は、なかなかマイルストーンを決めてこないから、イライラしている。
仕方ないから、次回は僕が参加して決めて来ることにした。
こういうポイントをちゃんと押さえられないから、
プロジェクトが炎上するんだよ。。
全く、プロマネの素人は、これだから困る。
どれだけ技術者として優秀でも、マイルストーンを決められないヤツは、決してプロマネにはなれない。