【コラム】日本を「1人あたり」で最低にした犯人は誰か | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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日本を「1人あたり」で最低にした犯人は誰か

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前々回(「1人あたり」は最低な日本経済の悲しい現実)と前回(日本は、ついに「1人あたり」で韓国に抜かれる)の記事で、日本の生産性が他国と比べて相対的に低下している現実を指摘し、生産性向上の必要性を訴えてきました。

このような主張をしていると、必ず「生産性向上など必要ない」という意見をもらいます。しかし「GDP=人口×生産性」です。

人口が増えない中で、生産性を向上させないなら、これから確実に増える社会保障費をどうやってまかなうのか。先進国の中で貧困率がトップクラス、まさに「ワーキングプア大国」という現実をどう解決するのか。「生産性向上など必要ない」と主張する方にはぜひとも教えていただきたいのですが、納得のいく意見を聞いたことがありません。妙案がある方がいらっしゃいましたら、ご連絡をお待ちいたします。


まず、「あなたの会社の生産性は、こうすれば上がります」などという魔法の杖は存在しません。各企業が抱える問題はそれぞれですから、対応策も異なります。私自身、小西美術工藝社という300年以上続く会社の経営者として日々生産性向上に努めていますが、うまくいくことばかりではありません。さまざまな抵抗や反対にあい、改革が遅々として進まないことも珍しくありません。

ですが、ひとつだけはっきりしていることがあります。それは、「生産性が相対的に下がったのは、誰のせいか」ということです。「誰が生産性向上の責任を負っているのか」と言い換えても構いません。

生産性低下の犯人は「長い会議」などではない

記事に対するコメントを拝見していると、「犯人探し」が盛んです。たとえば「会議が長い、根回しが大変、働き方が非効率。だから日本は生産性が低い」という意見がありました。たしかにそれらは日本の特徴かもしれませんが、別に今に始まった話ではありません。日本の生産性の伸びがほぼ止まったのは1990年代からですので、説明要因としては不十分でしょう。


国連の調査によると、日本の労働者の質は世界最高と言われています。世界最高の労働者から、先進国最低の生産性しか引き出せていない。私には、日本の経営者の「罪」は決して軽くないと思わずにはいられません。


世界一有能な国民を預かっている以上、経営者には仕事を効率化し、生産性を上げていく義務があります。給料を抑えるだけという単純な戦略ではなく、「本物の経営」をするようにプレッシャーをかけるべきです。そのプレッシャーによって、経営者は株価を継続的に上げる経営をせざるをえなくなります。各社が努力をして、生産性を上げます。その努力の積み重ねによって、GDPは増えるのです。


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そうだね、わかる。



今までと違って成果が上がらない

従業員に経営者視点を求める




違うよね、それを考えるのは経営者の仕事でしょう。





日本全体の生産性が伸びなくなったのは、

明らかに経営者の努力が不足してるからだよ。


その解決を従業員のせいにしてるだけだよ。

安定にしがみついて、変わるのを怖れているだけ。





このデータが示す通り、従業員の質が落ちたからでは無い。


変わらないといけないのは、いつも自分だけ。

会社がうまくいかないのは、社長が変わらないからだよ。





そのくせ、生産性上げる努力もせずに「残業は悪だ」とか言ってるヤツとか、逆に生産性度外視で「死ぬ気でやればなんでもできる!」などといい長時間労働を黙認するような時代遅れのヤツには、退場してもらいたいね。




日本もサラリーマンから社長になれる仕組みじゃなくて、プロ経営者を外部から招き入れるようにした方がいいよ。





本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!


皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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