今朝、妻とこんなやり取りがありました。
----
妻) 「こういう考え方を身につけたいんだけど、どうしたらいい?」
僕) 「それなら、この本を読むといいよ。なぜならば…」
----
最近は、このように、どんな本を読めばどんな考え方やスキルが身につくか、というアドバイスを求められることが公私共に増えて来ました。
人に本をオススメするのは、簡単に見えて、実は結構難しいのです。
なぜならば、
本は何が書いてあるかが重要なのではなく、どんなことに気づくかが重要
だから。
「この本オススメです」って言うのは簡単ですが、僕はあまりそういう安易な紹介のしかたはしたくない。
だから、このブログでも、毎日一つテーマを決めて、それに対する仮説や考察を展開し、その視点やスキルを身につけるなら、この本オススメですよ~、という流れで記事を書いてます。
そもそも、
人間は興味がないことには全く関心を持ちません。
経営者でない人が経営者の話を聞いても、「へぇー、そんなもんか」で終わってしまうと思います、正直。
「ふんふん、なるほどね」という反応と、
「そうそう、そうだよ!」という反応の違いですね。
僕は、色々な人と接してして思うのですが、
後者の反応にならないと、本を読んでも意味ないと思うんです。
知識として知っていることなんて、実際結構あるでしょ?
でも、それを実行せよ、と言われてもできることって、そんなに沢山ありますか?
別に、楽しむだけの読書ならばそれでもいいと思いますけど、何か問題意識を持って、何かを得ようとして読むならば、知識を身につけるための読書なんて、薄っぺら過ぎて時間が勿体無い。
僕ならば、中途半端に本を読むくらいなら、
先に実践して失敗することをオススメしてます。
なぜならば、僕自身がそうだったからです。
このブログを始めたきっかけは、1度目の起業に失敗した後に、ふとある本を読んだ時、目が醒めるような気づきを得たことでした。
起業する前に読んで「ふんふん、なるほど」と思っていたことを、僕は全然出来ていなかった。
全て、
失敗の原因はその本に書いてあったのです。
しかも、読んでいたのに!
読んだのに出来ていたかった!
・・・
そして、沢山のお金を失いました。
この時から、僕は本の読み方が変わりました。
漫然と読書をすることは無くなりました。
取り憑かれたように、テーマを絞って読み漁るようになりました。
そして、決して読んだだけでは終わらせないように、読書術やマインドマップなどのスキルを学びました。
それは、本には必ず大切なことが書いてあると気づいたからです。
わからないのは、本が悪いのではなく、自分の理解力がないだけだと。
よく、Amazonレビューとか見ると、「この程度のことは知っている」「はっきり言って期待外れだった」なんてコメントをよく見かけますが、この人たちは明らかに知識レベルでしか本を判断してません。
知ってるか知らないかが重要ではない。できるか、できないか、だ。
これは、起業家経営者になってから、日々強くなっている信念です。
経営者にとって、知っていてもできないことなんて、全く無意味。
やらなければならないことなら、死んでも結果をつくらないと。
つまり、結果を出すこと、アウトプットにコミットすることを、リアルのビジネス社会でやらない人には、本を読んでも身につかない、ということです。
だから、僕は本をオススメする前に、必ず前提条件の確認をします。
この本を読む準備ができているかどうか。
そして、本人が読みたがっていても、まだ準備ができていない本は読むのを止めるように言うだけでなく、適した本を提案するようにしてます。
モノゴトを理解するためには、理解するための前提条件があります。
だから、本を読む時には、必ず以下のことを考えてください。
あなたは、この本から何を得て、何をアウトプットしたいのか
これを考えるだけで、同じ本でも全く違う本に変身します。
いや、ホントですよ。
是非、試してみてくださいね(^o^)/
本を活用するためのノウハウは、こちらの書籍がオススメです。
【書評】本300%活用術
↓ ↓