人は誰でも安定を求めます。
潜在意識は、なるべく「変わりたくない」と思っている。
だから、今日も明日も1ヶ月後も1年後も、同じように考え行動しようと思う。
その方が楽なのです。
でも、安定を求めて現状維持を願うことは、既に後退しているのです。
なぜならば、周りの環境はドンドン変化しているから。
だから、いつもリスクを取ってチャレンジをしていかないと、現状維持すら困難です。
僕が高校2年生の時に、バブルが弾けました。
その時まで、将来のことはぼんやりとしか考えてなかったけど、一つだけ決断したことがあります。
これからは、変化に強くないと生き残れない
直感的に雷に打たれたように、ガラッと自分の思考が入れ替わった瞬間でした。
それが無ければ、当時北海道の大学を目指していた僕は、東京に出てくるという発想にならなかったと思います。
そして、変化に強くなるならば、北海道にいるより東京へ行った方が良いと思い、東京の大学を選びました。
レールの上を歩くことより、道を外れても生きていける方法を学びました。
この選択が無ければ、経営者になることも無かったかも知れません。
あれから20年。
世の中の価値観は、ガラッと入れ替わりました。
終身雇用制度は崩れました。
転職するのは当たり前になりました。
絶対に潰れないと言われた企業が潰れました。
ネットで海外の人たちと容易につながれるようになりました。
しかし、日本経済は未だに「失われた20年」から抜け出せず。
世の中は、益々変化しています。
そして、変化に対応出来ない会社はドンドン衰退しました。
なぜか?
それは、チャレンジを怠ったからです。
なぜ、日本の多くの大手製造メーカーが世界で勝てなくなったか?
安定にしがみついたからです。
変化を恐れ、チャレンジしなくなったから。
右肩上がりの時代は終わり、マーケットにはモノが飽和しました。
世界がシームレスにつながり、外資系企業がドンドン市場に入って来ました。
でも、工業化社会で「優秀な作業員」と化し、決められたことしか出来ない、やったことがあることしかやらない、チャレンジ精神も考える力も失った会社に、国際競争力があるでしょうか?
その点、この会社はかなり異質です。
当たり前のことはやりません。
やったことが無いことにしか、興味がありません。
他社のマネは絶対にしません。
でも、みんな、MacとiPhoneを買い続ける。
なぜか?
彼らがつねにチャレンジし続けるからです。
リスクを取って、失敗を成功に変えてきたからです。
この一冊から、チャレンジすること、リスクを取ることの大切さを学べます。
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