【書評】なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか? | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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今日は久しぶりの書評です。



コンサルタントといえば、マッキンゼー。


私の中では、大前研一さんや勝間和代さんのイメージが強く、マッキンゼーというタイトルは、なんか気になって思わず手に取ってしまうのです(^-^)


その中で、なぜこの本を手に取ったかと言うと、
著者の田中さんが、マッキンゼー出身の経営者だから。

そして、コンサルタントとしての道よりも、実行者として事業会社の経営者を選んだことが、学びたい!と思うところです。



最近、私も経営者として、考える力や問題解決能力の大切さを痛感します。


特に、IT業界というところは、
顧客に必要なシステムをつくるというより、自分たちがつくりたいシステムを、ユーザーに押し付けてきた部分が否定できません。


だからこそ、ユーザー視点で問題解決ができるITコンサルタントやベンダーが、今後非常に重要なポジションとなって来てます。


どうやったら、コンサルタントの能力をつかって、経営者として結果が出せるのか?


そこに着目すると、答えがたくさん散りばめられてる一冊だと思います。


また、サラリーマンの方も、
どうやったら仕事のバリューを発揮できるか。

仕事で結果を出すための大切な視点が詰まってますよ(^-^)




①この本の目指すゴール

1. マッキンゼーのコンサルタントの働き方を知る
2. マッキンゼーが大切にするインパクト志向を身につける
3. バリューを提供できる仕事のアウトプットを出す




②構成要約

1. なぜ今マッキンゼーを書こうと思ったか
マッキンゼーは、DeNAの南野智子さん、カネボウの小森哲郎さんなど、優秀な経営者を輩出している企業でもあります。
田中さんが考える理由は、以下の3つ。
 ① 圧倒的な自信
 ② 価値創造力
 ③ 懐の大きさ
愛社精神よりインパクト志向を重視します。


2. 戦略との出会い
マッキンゼーに入るきっかけは、なんとビーチのアルバイト。
そこで出会った、売上No. 1の杉本君の「戦略」が圧巻。
そして、大学の就職セミナーで登壇した、マッキンゼーの先輩スピーチで、入社を決意したとのこと。
彼の就職活動の指針は、以下の3つ
 ① 仕事のデキる人たちに囲まれる
 ② 5~10年後が想像できない
 ③ 新卒で高給


3. 士官訓練校マッキンゼー
企業風土は、「UP or OUT」
結果が出ないヤツは去れ、ということですね。
その代わり、評価は極めて平等で透明性があり、バリューをどれだけ生み出したか、というシンプルなもの。
ファクト→意味合い→打ち手のフレームワークに沿って、仕事を進めるのがマッキンゼー流。


4. イシューからはじめよ
先日の記事でもご紹介した、「イシューからはじめよ」の著者、安宅和人さんと同じプロジェクトで、このイシューの本質を学ぶ。
クエスチョンとイシューは違います。イシューに辿り着くためには、以下のステップで問題を掘り下げる必要があります。
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5. インパクト志向
クライアントにインパクトのある戦略を導き出すのが、マッキンゼーのミッション。
バリューの提供が目的だから、時にはクライアントに「NO」を言うこともためらいません。


6. 大海に出て自分を見つめ直す
見事アソシエイトへ昇格した田中さんは、次のキャリア選択で迷い、上司へ相談した結果MBA留学を選択します。
一番投資対効果があったのは、講義の内容よりも、留学期間中にインターンシップや起業を経験できたこと。
MBAとしてのリターンは見合わないが、こうした経験にはお金を払った価値があったとのこと。
その中での経験を踏まえ、経営者という自分の志向すべき道を見い出し始めます。


7. 卒業
卒業後、DeNAへレンタル移籍した後、マネージャーとしてマッキンゼーへ復帰。
しかし、そこで見たのは、自分のスタイルが既に今のマッキンゼーに見合わないという現実でした。
コンサルタントとしての大成よりも、経営者として実行の主体に関わりたい。
そんな想いで、マッキンゼーを卒業します。




③実践へのアクション

1. イシューは何かを常に考えるクセをつける
2. バリューにフォーカスして仕事する
3. インパクトを与えられる仕事を目指す









本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!


皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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