【書評】時間をお金で買う技術―成功者だけがひそかに実践している | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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こんにちは、こんばんは、おはようございます!



さて、神保町書評会は盛り上がって来ましたが、あまり書評を書く時間が取れないのが、最近の僕の贅沢な悩みです。。


時間の使い方は、本当に難しいと思います。
そして、人生において極めて重要なことだと痛感します。


そんなことを考えていた矢先、本屋のビジネス書コーナーで、僕らは出会いました(笑)


すぐに手に取って、思わず走り読みをしてしまった僕の姿を想像してください。まぁ、一言で言うなら、そんな本です。



著者の鬼塚 俊宏 さんは、上場企業の経営コンサルティングに携わる、経営のプロです。


その鬼塚さんが、長年のコンサルティング経験の末に辿り着いた結論は、「時間はお金で買う」ことだったそうです。


ここで、ちょっと考えてみて欲しいのですが、
「時間とお金はどちらが大切ですか?」


僕の結論は、後でお話します。
その点を踏まえながら、解説を聞いてみてください。





①構成要約

1. 成功する人は時間をお金で買っている
いきなりですが、問題です。
 ①コツコツ努力し、人の頼みも喜んで受け入れ、いつも残業しているAさん
 ②仕事を早く切り上げ、経営者の参加するセミナーやビジネス書へ自己投資するBさん

さて、10年後に年収が倍になったのはどちらでしょうか?
単純に比較は出来ませんが、要は、「時間に投資する」という考え方の説明です。
モノやスキルだけでなく、時間にも「投資」をすることで、成長曲線を「ショートカット」出来るんです!
そして、「投資」というのは、「費用対効果」を考えることなんです。


2. 「買える経験」はお金で手に入れ、成長を一気に加速させる
最も効果の高い「ショートカット」は、人の経験を買うことだ、と鬼塚さんは説明しています。
人の経験を買う??どういうこと?
一番費用対効果が高いのは、ビジネス書だと言います。
そうですよね、たった2,000円程度で人生が変わったら、これほど効果の高い投資はありません。
因に、鬼塚さんは、プレハブ小屋にびっしり詰まるほどのビジネス書をお持ちなんだとか。
そして、セミナーの選び方にもコツがあります。
これも、値段よりも、「費用対効果」で選べ!ということです。


3. お金を使って仕事を「振る」
ここでは、他の人に仕事を注文する=アウトソーシングすることについて、まとめています。
アウトソーシングだなんて、会社じゃないんだから。。
いやいや、そうではないんですよ。個人でも全く原則は同じなんです。
アウトソーシングのメリットは、「他人の時間をお金で買う」こと。
他の人の時間を使うことで、成し遂げられることが増えるはずです。
企業でも同じですが、「コア業務」以外は専門家に任せるのが、経営では定石なんです。
では、どんな仕事を「外注」すれば良いのでしょうか?


4. モビリティを追求しよう!
やっぱり、移動時間を効率良く使うことは、時間管理のテーマの一つです。
僕は、暇さえあれば本ばかり読んでますけどね^^
あとは、モバイル環境を充実させることで、「時短」にもつながるんです。
タクシーやグリーン車を積極的に利用することも、立派な「時短」なんですよ。
あとは、今流行のノマドワークですね。
「意識的」に外で仕事をすることで、仕事の効率アップにもつながりますよ。


5. 「場所」に投資して、最高の仕事空間を作り上げる
鬼塚さんは、年間スターバックスに14万も投資しているそうです。
お店にとっては勿論有り難いことですが、喫茶店で仕事をするメリットは、「仕事の効率アップ」なんです。
会社にいるより、喫茶店の方が集中出来た経験はありませんか?
因に、僕は喫茶店でのブログ更新率が非常に高いです。今もそうです^^
「高級ホテルに缶詰作戦」は、投資対効果が高いそうですよ!




②所感

「時は金なり」なんて言いますが、僕は正確な表現ではないと思いますね。

最初の質問の答えになりますが、僕はお金よりも時間の方が、よっぽど貴重だと思います。

何故なら、失ったお金は取り戻せるけど、時間は二度と戻らないから。

僕は過去に色々と失敗して来たけど、その失敗を糧にして生きているから、過去という「時間」にレバレッジを効かせられているのだと、最近自己分析しています。

成功法則でよく表現される「失敗学」ですが、時間に関する「投資対効果」を考えても、非常に合理的なんですよね。

失敗に投資することで、成功を手に入れる。
積極的に失敗出来た人だけが、成功出来る。

こういった「事実」について意識するだけで、日々の行動が変わって来るのではないでしょうか。

僕がこの1年で自分に身に付いたスキルのベスト3を挙げるなら、間違い無く「時間感覚」と即答します。

時間の本当の大切さを理解し、その使い方を深く考えるようになり、使い方が少しずつ上達していることで、「アウトプットの質」が大幅に変わりました。

あと、僕がこの本から一番取り入れたいと思ったのは、「アウトソーシング」ですね。

今まで僕は、IT業者としてお客様へITのアウトソーシング提案をたくさんして来ていますが、自分の仕事のアウトソーシングには、あまり気を遣っていなかったなぁ、と「目からウロコ」でした。

それも、「費用対効果」という言葉に集約されます。
経営感覚の高い方なら、意味がお分かり頂けるでしょう。

経営の基本は、「投資回収」ですからね。

掛けたお金の額じゃないんです。
「効果」にフォーカスしてみてください。

100万投資しても、1,000万儲かれば、投資回収出来たということではないですか?

時間に対しても、こういう感覚を持つことが、とても大切だと教えてくれる、時間というものについて正確に理解するための良書です。

いつも「時間が無い!」と思う方は、読んでみた方が良いです。

私と同じように、根本的に一日の生活を見直す必要があるかも知れませんよ(^-^)





③こんな方へオススメ

1. いつも時間が無いと感じる方
2. 仕事が終わらずに残業しがちな方
3. 仕事に追われて、読書やセミナーに自己投資が出来ない方












本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!


皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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