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さて、それでは、本日はワタミの渡邉美樹さんも絶賛する、この一冊をご紹介します。
ちなみに、リップサービスかも知れませんが、本の帯に「通常は2~3枚付く付箋が、この本では一気に30枚の付箋を使い切ってしまった」と書いてあります。
でも、それが誇張ではないほど、リーダーとして人の上に立ちたい方、実際に立っている方には、とても心に染みる言葉がたくさんあるでしょう。
そんな名言を語るのは、「世界一のメンター」ジョン・C・マクスウェルさん。
しかし、このリンク先のセミナーも、なかなか面白そうですねぇ。。
因に、世界中でこのシリーズは、世界中で1900万部突破しているそうです!
そんな「リーダーのための集中講義」を、いつも通り解説していきます。
①構成要約
1. 人もお金も「感情」で動く!
まず、リーダーの絶対条件は、「人心掌握術」ですよね。人の心を動かすのは、並大抵のことではないのです。
どうしたら、人は動いてくれるのでしょうか?
それは、前提条件として「まず自分が動く」ということだそうです。
ふむふむ、確かに、自ら先頭に立って行動するリーダーは、頼もしく見えますよね!
一瞬で相手の心を掴む、4つの秘訣とは?
2. 「有無を言わさぬ存在感」はあるか
いわゆる、カリスマ性というものをお持ちの方って、見ただけで伝わってきますよね。
僕も、何人か、そういう存在感をお持ちの方に対面して、圧倒された経験があります。。
カリスマ性を磨くには、人との接し方と、自分の心を制する力に気を配る必要がある、ということです。
逆に、カリスマ性を曇らせてしまう、6つの障害とは?
3. 「自信」+「ビジョン」=「人を動かす力」
「影響のある人」と「その他大勢」とは、何が違うのか?
それは、圧倒的な自信です。
器の大きい方は、セルフイメージが大きいですよね(^_^)
僕が知り合った方で、「将来日産の社長になる!!」と宣言されている、とても面白い方がいらっしゃいます。彼のセルフイメージも、非常にスケールが大きいんですよ。聴いてるだけで、ワクワクします。
それは、自分への自信と、明確なビジョンから生まれるのです。
そして、それが人々の心を動かす原動力なんですね。
4. あなたの「行動」はいつも見られている
人の上に立つということは、いつも人から見られる立場だということ。
自分の普段の立ち振る舞いには、常に気を配らなければならないのです。
「自律心の無い人間は、即刻退場だ!」と、厳しい言葉が書かれています。
己を厳しく律し、率先垂範することが、人の心を動かす秘訣の一つです。
それを突き動かす原動力は、使命感。
そして、「責任の大きさ」と「生き方の選択」は、反比例するんですって。
つまり、責任が重くなるほど、生き方の自由度は減り、選択肢が少なくなる。
だからこそ、頂点に立つ者は、集団に奉仕する心を持つしか無いということ。
5. 言葉に「説得力」がある人はここが違う!
「説得」という言葉は、どういう意味かご存知でしょうか?
著者によると、「人をコントロールする」のではなく、「伝える」ということだそうです。
つまり、立場などを利用して、強要するのは説得ではない、ということ。
そのためのポイントを、以下に7つピックアップします。
①「目的」と「代償」を明確にする
② 相手の「立場、利害関係、願望」に注目する
③「弱み」を隠さないで公言する
④「損して得取る」
⑤「大局的な視点」から良心に訴える
⑥「短く、簡潔な言葉」を選ぶ
⑦ 引いてもダメなら、押してみる
6. 「対立点」に成長のきっかけがある
人の上に立つと、良いことばかりではありません。
「やっかみ」を受けることも、しばしばあります。
でも、そうしたことに悩むなら、この言葉を聞いてください。
「何もしなければ批判もされないが、成長も無い」
リーダーとは、批判されることに、「覚悟」する必要がありますよ。
そんな逆境下でも、「言うべき事」を上手に伝える9つの技術とは?
7. 部下の「やる気」に火をつけろ!
素晴らしいリーダーは、部下のやる気を出させるのも上手ですよね。
でも、ついつい一つ一つ細かい指示を出したくなってしまいませんか?
でも、それではいつまで経っても、人は育ちません。
「魚を与える」よりも、「釣り方を教える」必要があるんです。
メリットがあると分かれば、人は動きますよね。
だから、成果に対して報いることが、とても重要なんです!
8. 「常勝チーム」をつくる法則
いつも甲子園に出て来る常連校がある一方、万年最下位のチームもありますよね。。
いったい、何が違うのでしょうか?
前提条件として、「個人プレー」でなく「チームプレー」の精神が必須です。
「集団の質とは、個人の質の総和である」
強いチームとは、チームプレーが出来ることはもとより、一人一人の能力も高いんです。
以下の方程式の解が分かれば、常勝チームは作れる?!
(対人能力+性格)×(能力+期待)=パフォーマンス
②所感
いやー、さすがに渡邉美樹さんが絶賛するだけあって、文中には「超重要キーワード」ばかりでした!
正直、まとめるのも、今回はしんどかったです。。
それほど、リーダーとして必要なことって、重要なことって、山ほどあるんですよね。僕も、日々の生活や過去を振り返って、実感する場面がたくさんあります。
でも、僕がこの本から学んだことを一言で表現すると、
「自分の出来ることから一つずつ地道にやるしかない」
ということです。
非常に月並みな表現で申し訳ありませんが。。
ローマが一日で出来ないように、リーダーとしての資質は、すぐに身に付くものではないと思います。
毎日の一つ一つの行いの積み重ねが、リーダーをつくるのではないか、と僕は感じました。
最近よく考えるのは、上に立つ立場になればなるほど、自分を高めれば高めるほど、「人間力」が厳しく問われるようになる、ということです。
そこで妥協したり、勘違いすると、何れ「奈落の底」なんじゃないかと思い、日々謙虚に生きることを肝に命じています。
「目標が大きくなれば、それを収めるために、器が大きくなる」と教えて頂いたことがあります。
だから、リーダーになる人には、燃えるようなモチベーションと、それを支える明確で大きな目標が必要なんだ、と最近腑に落ちて来ている僕です。
この本の中でも、たくさん強調されている部分です。
僕は、リーダーでありたい。
でも、それは自分のためでもあるけど、今は共に成功する仲間に奉仕するため。自分の大切な人のために、役に立ちたいから、恩返しをしたいから、もっと大きな自分になりたい!!
そんな言葉が、少しだけ、違和感なく、背伸びをせずとも、等身大に言えるようになりつつある、まだ未熟だけど、少しずつ目覚め始めた、35歳の僕から皆様への贈り物が、この本です!
③こんな方へオススメ
1. 「リーダーの資質」を磨きたい方
2. 将来人の上に立ちたいと考えている方
3 人が育ち、成果が上がる組織を作りたいと思う方