【書評】考える力 (イノベーションクラブBook) | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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そんな背景の中、益々プロジェクトマネジメントの重要性が問われるようになりました。弊社はプロジェクトマネジメントに特化したコンサルティング企業です。

考える力 (イノベーションクラブBook)
考える力 (イノベーションクラブBook)

イノベーションクラブ
ダイヤモンド社

¥ 1,620






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この本は、一言で言うと
ロジカルシンキングの基礎を身につけるための本です。


このシリーズは、以下のようなテーマで、様々なビジネススキルの基礎が学べる内容になっていて、実際の企業研修で取り入れられている内容ですので、とても分かりやすく、短時間でビジネススキルを学ぶことが出来ますので、是非とも他の本もご参照ください(^_^)


聴く力 (イノベーションクラブBook)
話す力 (イノベーションクラブBook)
書く力 (イノベーションクラブBook)
時間力 (イノベーションクラブBook)


全部合わせて、「ビジネスの5力」とも呼ばれている、どんなビジネスパーソンにも、とっても大切なスキルですよね。


皆様の強みの強化、あるいは弱点補強の両面でお役に立てる、非常にオススメなシリーズだと思います。



僕が敢えてこの中で「考える力」を一番最初に取り上げたのは、思考力磨くことが、全ての仕事の質に直結する、と考えるからです。


上記の5つの力は、勿論単独でも機能しますし、どれもが欠かせないスキルですが、僕自身がブレイクスルーするのにあたって、「考える力」が一番インパクトが強かったから、これから紹介させて頂きたいと思っています。


特に、「ロジカルシンキング」を身につけているか否かは、一流のビジネスパーソンの必須要件である、と僕は思っています。




皆様は、論理的に説明するのは得意ですか?


単独で1対1で説得をする場合は、ある程度「感情」を動かすことでコントロール出来る場合もありますが、多くの人を動かすためには、絶対に「論理」が必要となりますよね。


特に、僕は法人営業をやっているので、例え担当者を感情的に巻き込むことが出来たとしても、受注までが約束されたわけではないことを、よく実感しています。


また、組織の中でマネジメントの仕事に携わっている方も、「論理」の重要性を感じているのではないでしょうか。


「大きな仕事」をするためには、ロジカルシンキングが出来ないと成し遂げられないと考えます。

多くの人を巻き込むために、やはり論理は必要だから。


いつもより前置きが長くなってしまいましたが、その点について、重点的に解説を加えていきたいと思います。





①構成要約

1. 「考える力」とは
そもそも、「考える力」とは、何なのでしょうね。
一言で説明するのは難しいですが、例を挙げると、「アイディアを考える」「作戦を考える」「課題を考える」「解決策を考える」などなど。。
こういったことは、日常の仕事の現場で、頻繁に起こっています。
そして、それの土台となるのが、「ロジカルシンキング」なんです。筋道を立てて、論理的に考えることで、説得力が増したり、本質が分かったり、ビジネス現場の「問題を解決」できるのです。



2. 「なぜグセ」をつける
ロジカルシンキングを身につけるための、一番近道は、とにかく「なぜ」を徹底的に考えること。
「なぜ」を考えることで、思考が深くなり、次第に本質にリーチする力がつくのですね。
ここでは、日々「なぜグセ」をつけるための、便利なツールが紹介されていますので、簡単にコツを掴む事が出来ますよ(^_^)



3. 紙に書けば、思考は止まらない
頭の中だけで考えていても、なかなか思考は深くなりません。まずは、拙くても良いので、紙に書く事を習慣づけましょう。

<例>
 「私は考える力が不足している」
  ↓ なぜならば
 「考える力は先天的なものだから」
 「考える力をつける必要性を感じないから」
 「考える力をつける方法を知らないから」
 「考える力をつけるための本を読まないから」
 「そもそも本を読むのが嫌いだから」


こんな具合に、紙に書くと、考え方が整理でき、どんどん掘り下げていけるのです!



4. 人に説明し、意見交換する
これは、僕が読書会でやっていることですね(^_^)
では、人に説明すると、何が起こるのでしょうか。
一言で言うと、「自分の考えの検証」が出来るんです。
自分とは違った視点の考えに触れることで、また思考が深くなるんですよ(^_^)
僕の読書会の目的も、全く同じです。



5. 「フレームワーク」を思考に活かす
ちょっと小難しい言葉ですが、「フレームワーク」とは、思考を手助けするための「方程式」だと思って頂ければ。
何でも、公式に当てはめると、問題を解くのが楽ですよね(^_^) 代表的なものでは、MECEPDCAなど。
こういった、過去人類の英知を使うことによって、効率良く分析が出来ます。どのコンサルティングファームも、独自のフレームワークを持っています。
マッキンゼーの7Sなどは、有名ですよね(^_^)




②所感

さて、今回は僕の最近重点強化項目の「ロジカルシンキング」についての本です。

重要性は感じつつも、具体的にどうやったら、論理思考を身につけることが出来るか、なかなか時間が取れない中、苦しみつつ仕事をしている方も、たくさんいらっしゃるのかも知れませんね。

これは、読書にも共通して言える、僕の好きな言葉なんですが、「考える力を磨く時間を取らないから、仕事が出来ない」と思うんです。

実際、僕はビジネス書の多読を始めてから、かなり思考が深くなり、アウトプットの精度も劇的に上がったという実感があります。

今までよりも短時間で、今まで以上の品質をつくることが出来るので、非常に仕事を行う上で役に立っているのですよ。

それを支えているのは、間違い無く「考える力」の向上です。

僕は20代の頃、所謂「体育会」気質の高い会社で働く機会が多く、どうしても効率の悪さに納得がいかない場面が多々ありましたが、改めてこの本を読み返してみると、前述のような会社でなくとも、あまりロジカルシンキングが身に付いていない方は、結構どの会社にも多いのではないか、と思っています。

少なくとも、このようなトレーニングは、日本の学校では習った覚えがありません。

でも、ビジネス現場では、極めて日常的に使う、重要なスキルなわけです。

フツーにのんびりサラリーマンをやりたい方にはあまり関係無いように思えますが、これからはこの「考える力」のある無しは、評価や年収に極めて大きな影響を与えるようになると思います。

何故なら、単純作業で考える力を必要としない仕事なら、日本人よりも遥かに人件費の安い国は、いくらでもあるからです。しかも、これから益々機械で自動化される。

厳しい言い方をすると、「考える力」の無い人は、必要無い時代が、間も無くやって来るんです。

現状維持を望むことは、既に「後退」を意味します。
チャンスをものに出来る人だけが、成功を勝ち取ることが出来ます。


この本と出会う機会が幸運にも訪れたあなた。

もしも、ロジカルシンキングをマスターしていないなら、是非とも必見の一冊です!




③こんな方へオススメ

1. もっと「考える力」を身につけたい方
2. どうしても論理的でなく、感情的に考えてしまう方
3. 思考が深くなるためのトレーニングをしたい方






考える力 (イノベーションクラブBook)
考える力 (イノベーションクラブBook)

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本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!


皆様との良きご縁に深く感謝申し上げます m - - m



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