【書評】MBAの基本が面白いほどわかる本 | 飯島法久の毎日がプロジェクトマネジメント!

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そんな背景の中、益々プロジェクトマネジメントの重要性が問われるようになりました。弊社はプロジェクトマネジメントに特化したコンサルティング企業です。






こんにちは、こんばんは、おはようございます!


さて、今日はMBA(経営学修士)の基本的な構成についてまとめている、この一冊をご紹介致します。

皆様、MBAにご興味はございますでしょうか?

実は、僕が今、一番勉強したいと考えているのが、このMBAです。
お金を稼いで実現したいことの一つでもあります。

不思議なもので、勉強とはすればするほど更にしたくなるものです。

こんなことなら、最初から経営学部に入って、留学でもしていれば良かったのですが、人生に「たられば」はありませんので、致し方ありません。


これまで部分的に勉強したことはありますが、体系的に学んだ経験は無いので、将来勉強する時間を作りたいと思い、今一度全体を把握するために読んだ本でした。

MBAのカバーしている範囲は広く、各論のひとつを学ぶだけで、その分野のスペシャリストになれるほど、深い内容です。

しかし、「経営学修士」というくらいですから、一つの分野を極めるというよりは、あらゆる分野を網羅することが、本質だと僕は理解しています。


そういう意味では、MBAで身につけることが出来る要素の全体像が、簡単にまとめられているので、全体像をつかみたい方には、最も適した書籍の一つであることは間違いありません。


それでは、いつも通り解説をして参ります。




①構成要約

1.MBAの思考法で結果を出す
 深く思考することを身につけるのは、仕事のアウトプットを向上
 させる上では、とても大切なことだと僕は考えます。
 実際に、以前よりも思考を深くすることが出来た結果、
 発想そのものが変わり、より的確な結論や目的を導き出したり
 分析することが可能になりました。
 仕事ができない人の思考パターンを分析していると、
 MBAの基礎思考法と逆のことを考えているように思います。
 これは「少ない情報の中で意思決定する」ことを前提とした
 思考のノウハウだからなのです。

2.勝てる戦略と売れ続ける仕組みをつくる
 経営の重要な仕事は、「仕組みをつくること」だと思います。
 そして、その目的は、やはり売上をアップさせること。
 そのためには、まず考え方のパターンを増やし、体系化された
 販売戦略の基礎を身につける必要がありますよね。
 ここでは、勝つための戦略策定方法と、売れるためのマーケティング
 手法について解説しています。
 「価格のつけ方」についても、学ぶことが出来ますよ^^

3.強い組織はどうつくるのか
 まず必要なのは売れる仕組みを作ることですが、それを実行する
 のは「人」です。
 そのためには、組織の仕組みづくりも、大切で欠かせない要素です。
 そして、「マネジメントの悩みの半分は人である」とも
 解説しています。
 事実、強い組織には、強い組織文化があります。
 成果を出せる社員に変える方法とは?

4.儲かる会社にする「財務」と「会計」
 いくら売上を稼いでも、収支のバランスを考えたり、借入れや投資を
 行ったりと、お金の流れをしっかり管理することも、経営者の大切な
 仕事です。
 私見では、ここが寧ろ一番ネックになることが多いように思える。
 お金の使い方のうまい会社が、潰れない会社だと思います。
 お金をうまく使えてこそ、経営者として一人前なのでしょう。
 ビジネスを加速させる、お金の使い方とは?

5.ここで差がつくMBAトピックス
 経営の基礎は以上の項目ですが、大切なのは、これらを網羅した上で、
 どうやってライバルとの差別化を図るか、です。
 経営は、ライバルとの競争ですから。
 そのためには、これらを基礎として、応用する力と発想、そして
 マネジメントが必要になります。
 競合他社に差をつけるための、強化すべきポイントとは?


②所感

僕が前回起業したときは、特に経営の専門知識も経験も無く、
「勢い」のみでやっていたと思います。

その行動力こそ評価されるべきとは言え、無謀だったのも確か。
武器を持たずに戦うよりも、しっかり武器を準備してから戦闘に備える方が、ベターです。

まぁ、だからと言って、準備ばかりしていても、いつまで経っても何も成し遂げられないので、バランスが重要ですけどね。

失敗は何度しても良いと思いますが、同じ失敗を繰り返すのは愚か者である、と誰かが仰っていたような。。

だから、将来起業をしたいと考えている方なら、一度触れて損は無い内容だと思っています。

でも、「起業」に必要な能力と、「経営」に必要な能力は別物だと、僕は理解しています。
優秀な起業家が、優秀な経営者とは限らない。

もっと言うと、サラリーマン経営者が、優秀な起業家になるとは限らないはずです。

現実的に、ダイレクトにMBAが仕事に役立つのは、たぶん既に経営の経験があり、勉強する時間を取れる方か、中間管理職で将来経営層を目指したい方なのでは無いか、と思います。

だからこそ、一昔前の大企業は、こぞって優秀な幹部候補をMBA留学に出したのでしょう。

でも、世の中、
「知っているのと知らないのとは大違い」

僕が大切にしている生き方と行動規範です。
困った時に選べる選択肢が多い方が良い、と考える方は、手に取ると人生や考え方が変わるかも知れません。

また、今までとっつきづらい印象を持っている方は、これを読んでから諦めても遅くはないでしょう。




③こんな方へオススメ

1.ひとまずMBAの基礎だけ網羅したい方
2.そもそもMBAってどんなことを学ぶ学問なのか知りたい方
3.経営について興味がある思う方
4.将来経営者になりたいと思っている方
5.中間管理職として経営者の考え方を理解したいと考えている方













本日も最後までお読み頂き、誠に有り難うございました!
皆様との良きご縁に感謝申し上げます。





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