想像条理の原理の嘘2

なんと、ブログ複数持てるのですね。

というわけで、抜粋編ということで。

Amebaでブログを始めよう!

「ハナサナイデ」より

しかし、其れをしないのは、


法律のせいでも、理性のせいでも、


古から伝わる大八洲の旧弊の恐れからでもない



ハナサナイデ

「本当の思い出」より

移り行く季節に、過ぎし時間が色褪せる。


そして、


曖昧模糊な記憶が、渾然一体となって蘇るが、


数多の情景を作り物で補っても、彩りはモノトーン。


其処此処に漂う塵埃に纏わり付き、やがて綺麗な雪になる様に、


過去の記憶も改竄し、美化されて、最期は溶けて無くなる。




本当の思い出


「春」より

陽春の砌、


ひらひらと夢虫が飛び、


散る桜と重なって、風に舞う。


名残惜しき情景に、幾許かの寂寥が過り、


爽涼な春風と相俟って、

やがて彼は、ほろほろと泣いた。



「無力」より

欺瞞に満ちた斯界を疑い、


木鐸を見縊った啄木鳥は、


途方に暮れ石を突く。



無力

「誕生」より


朝靄が、劇的だ。


喧騒は埋没し、淫らで惨めな斯界を、


静謐に演出する神々しい光こそが、闇。


狂おしい程奔走し太陰を求めても、


決められた約束事のように、顔を出すルシファー。


相補的な本質は、恐らく全てに内包され、


そして、同時に現れる事がないかのようだ。



誕生