こんにちはやしの木

あめっちと言います。


これまでの体外受精の治療歴をまとめてみます。まだ治療は続くから気が早いけど。

※現在は初めての移植周期に進んでるところ。


今回は不妊治療専門クリニック探しの前半戦


最初、採卵周期だけ振り返ろうと思ったけど、いや折角なら治療始める直前のことも振り返ろうと思い直して、そうなるとその間クリニック探しのゴチャゴチャしまくってたところも書かなきゃいけなくなり、それがこの話です。


❶の話はコチラ





最後に生理が始まった日をD1として、そこからの日数で以下記載。


人生初めて生理が遅れたことを認識し、産婦人科で妊娠ではないことを確認して、不妊治療専門クリニックへすぐに行け‼️とD42言われて、その後の話です。


以下全て、2023年10月、42歳2ヶ月、10月前半の2週間程度の出来ごとです。


やはり長いから目次を付けます。。

クリニック探し前半戦・目次

●D45:不妊治療専門クリニックMGへ予約の連絡して断られる

●D46&D53:初めて不妊治療専門クリニックAへ行って検査&結果を聞く。AMH0.05の宣告を受ける。

●D54=D1:遅れてた生理が来つつ、甲状腺専門・日本で1番有名な伊藤病院へ10年以上振りに再診する

●D1:RPクリニックへ初診

●D2:大手SGクリニックへ初診

●D3:RPクリニックへ2回目、1回目とは別の医師に方針の意図確認に行くが、本人(初診担当した院長)に聞いた方がいいと言われる

●D4:RPクリニックへ3回目、意図確認に行ったら酷い診察に合う

●D6:リプロ東京へ初診

●D6:RPクリニックへ4回目、別の医師に完全チェンジして治療方針の相談。思わず泣いてしまう。AMH再検査とDHEA処方の為のDHEA-S検査。

※フルタイムで仕事してますが、ほぼ毎日のようにクリニックを巡りました。


D45:不妊治療専門クリニックMGへ予約の連絡してみて断られる


とりあえず、4軒のクリニック予約を試みました。実際に行ってみないと分からないと思ったので。


3軒は普通に予約できたのですが、なんと、MGクリニックには初っぱなから断られてしまいました。


1番良さげじゃない?と感じてたところから、行ってもないのに連絡しただけで断られたのでした。。


こちらは、医師が1人でやってる個人クリニックです。


断られた理由は、初めて体外受精される方には当院の加療は特殊過ぎて困惑される可能性もあり、自費診療となる可能性もあり、他の医療機関で難渋された方のみをお受けしている等々、という感じでした。


鍼灸治療院での情報では、そういうように断られた40代は実は多いそうです。


ただ、いま私が予約しているクリニック(MNやMR)は丁寧に対応してくれるとこですよ、とか、卵子数が少ない場合、最初からRSクリニックに行った方がいいかもしれない、とか、生理が遅れて不安なことも相談すると、以下のようなコメントもいただいて・・・アドバイスはいただけた、という感じでした。


卵胞が見えているのであれば、

ここ半年程度は不規則ながら

排卵・生理が起きるものと思います。


1年もするとなかなか卵胞発育が

得られづらくなる可能性

想定されます。


このようなやり取りの結果、じゃあ名前の挙がったクリニックも追加で予約してみた方がいいのかもしれない・・・と、1件予約を付け足しました。


こちらのクリニックに対しては、鼻から断られて何やそれという気持ちと、アドバイスをしてくださった感謝の気持ちとの両方があるので、とりあえず感情はなしにして淡々と事実だけ書きました。


このアドバイスのおかげで、今の主治医のところに行き着けました!それは、まだまだ先の話になりますが。(次回)



D46&D53:初めて不妊治療専門クリニックAへ行って検査&結果を聞く。AMH0.05の宣告を受ける。


産婦人科受診の4日後(D46)、近所で、女医さんがやってる、GoogleMAPの評価がそこそこ良い、こじんまりした、不妊治療専門クリニックへ行きました。


後で分かりましたが、大手のSGクリニックでも曜日によっては診療してる人が独立開業した、タイミング法と不妊検査・ブライダルチェックだけやってるクリニックでした。


検査したのは以下の項目(と内診)で、結果を聞いたのは検査から1週間後のD53でした。

  • ビタミンD  足りてない
  • 甲状腺ホルモン及び抗体 TSH2.53で2.5を超えてるし、抗体もあるから対応要
  • 風疹の免疫 問題なし
  • クラミジア抗体 問題なし
  • 抗ミュラー管ホルモン(AMH) 0.05で異常に低い
  • 内診 左卵胞らしきもの16mm程度、右のAFCあまりよろしくない、見えない。
大きくは5項目と内診をしました。

この先生いわく、
  • 大手の体外受精やってるとこにただちに行きなさい。オススメはSGクリニック。予約してたRPクリニックやMRクリニックは言葉を濁しつつ微妙かもと。
  • SGクリニックへ行ったら、保険適用で調べられる他にも色々な項目があるから、いま急いで色々検査する必要ないと言われるが、何か少しでも検査して欲しい!と言うと、今日は自費でしか検査できないものを検査しましょう、と。
  • 検査結果を聞いた日の指示としては、「まずは甲状腺の対策をしなさい、TSHが2.5未満にならないと体外受精を開始してくれないクリニックもある、伊藤病院に昔かかったことがあるならただちに再診で行きなさい」と。

なお、今はAMHも頻度は限られますが、保険で検査出来るようになってます。この当時は自費検査でした。

オススメされたSGクリニックも、とりあえず予約を取ってみました。これで予約したクリニック数は、残り4つです。

伊藤病院にすぐ行けと言われたので、大慌てで翌日の休暇を取り、伊藤病院に朝行って、午後から体外受精のクリニックへ行くことにしました。

ビタミンD検査結果を聞いたD53から、ビタミンDサプリを飲み始めました。

これで、飲んでるサプリは葉酸ビタミンDになりました。

D54=D1:遅れてた生理が来つつ、甲状腺専門・日本で1番有名な伊藤病院へ10年以上振りで再診


朝イチで再診。


橋本病であることは10年以上前に確定診断されているので、血液検査だけして、エコー検査とかはせず、


「不妊治療するならチラーヂン服用開始しましょう。妊娠したら甲状腺ホルモンが多く必要になります。事前に甲状腺に余裕を持たせておくため、今から外から甲状腺ホルモンを補充しておいて、TSHを2.5未満にしておきます。チラーヂンの効きを確認するので必ず1ヶ月後に来てください」


という話で、チラーヂン37.5μgを服用開始しました。

これで服用は、ビタミンD、葉酸、チラーヂンの3つになりました。


D1:RPクリニックへ初診


伊藤病院に行った日の夕刻に行きました。


医師を自分で選べるクリニックです。


毎回同じ医師でもいいし、毎回違う医師を選ぶことも可能なよう?


とりあえず院長を選びました。


初診で検査されたのは以下の項目です。

結果を受領したのは10日後のD11です。

  • 人間ドックの直近の結果あるんだから、重なりまくってていらなくね?というような基本的な多数の項目たち(多すぎて省略)→少し血液がドロドロ寄りかもしれないから、水分をしっかり取るよう言われる
  • 感染症や性病系の検査  問題なし
  • Th1/Th2 問題なし▶︎後で勉強したらこれはタクロリムスの使用を意図した検査のようですが、Th1/Th2の検査やタクロリムスは、とうに否定されたものだと学びました。意味ない項目だった。でも問題なしで良かった。
  • 抗精子抗体 問題なし▶︎これは大事だったかも

この院長の治療方針はというと、
  • この日、内診なし▶︎今思うとかなり疑問。当時の私は、内診なくてラッキーと思ってた。
  • ホルモン値採血もなし▶︎同じく、せっかくのD1なのに違和感あり。
  • プラノバールとプレマリンの両方を14日間飲んで、その5日後くらいに生理が来るだろうから、10月末から治療開始しましょう、と、クリニック都合でスケジュール。▶︎疑問。
  • 新鮮胚移植で、スピーディを第1優先に治療していきましょう、と。▶︎これは場合によっては有り得る戦略だけど、一般に成績が良いのは内膜の状態をしっかり整えられる凍結胚移植の方。体外受精初めての選択が新鮮胚移植は違和感ある。▶︎会話でどういう意図か探ると、どうせ上手くいかないから、さくさく失敗しようという考えが滲み出ているように感じた💢💢▶︎成功する為の選択で新鮮胚移植なら分かるんよ。この人は素早い失敗のことしか考えてなかった。成功のロジックを持ってない。
  • 保険と自費の違いを質問しても、全然何も教えてくれない。。コストを考えたら当然に保険からやっていくと決めつけている感じ


とりあえず、違和感は感じつつも、GoogleMAPの評価はかなり良いし、こういうものなのかなぁ?とか思いながら、

ここで治療する可能性も全然あると思って「分かりましたー!」と治療する気マンマンの会話をする一方で、

指示されたお薬はまだ飲まず、別のクリニックでも話を聞いてから飲み始めても遅くないだろうと判断する。

これは意外と英断だったと思う。

批判し過ぎなのでフォローもしておくと、このクリニックのいい所もあります。
  • 接客業の意識付けは強くされてるようで、にこやかな接客は徹底されていた。
  • 自然周期オンリーとかの宗教のようなものがないので、患者さんの希望によって幅広く低刺激も高刺激もやる
  • 先進医療とか最新の機械とか、効果あるなしに関わらず、取り入れが早い
  • 院長以外はいい先生そうかも

D2:大手SGクリニックへ初診


最初に行った個人クリニックで勧められたクリニック。


ここも、医師を自分で選べる。


今回は院長ではなく、クチコミで評判が良さげだった医師を選んでみた。


ここで初診で検査したのは、ホルモン採血とプロラクチン、それから内診でした💮✨


知識がついた今思うと、初診対応は明らかにRPクリニックよりSGクリニックが適切だった。


プロラクチンはここのクリニックの初診で測って以来、その結果を引き継いで今の主治医にも渡してて、以後は測ったことがないので、この時検査しておいてよかったです。


一説によると、プロラクチンはそんなに頻繁に変動するもんじゃないという情報を見た気がします。


ここで言われたことは、

  • D2で、E2が20未満でかなり低すぎる、LH12.6(コメントはなかったけど高過ぎる)、FSH40.5で高過ぎる
  • プロラクチンは14.9で問題なし
  • 内診してみると、卵胞なし。卵胞と間違うような遺残卵胞(と医師は表現)があるが(E2が出てないので)、これは卵胞と間違えないように気をつける必要がある。(これは以後ずっとお付き合いすることになるcystでした)
  • 前日にプラノバールとプレマリンが出されているが、どこに通うか迷っているので飲んでないことを素直に言うと、うーーんと、考えて、プラノバールはあまり長い期間飲むのは良くないので、プラノバール10日間で4日だけ短くして飲んだあと、プレマリンに切り替えて、プレマリン飲みながら生理が来たら再診との指示。
  • どういう治療法・刺激法になるか?と聞くと、名前はないがあえて言えばFSH調節法とのこと。
知識がついた今、この診察を振り返ると、結構ちゃんとした診察だし、方針も悪くないと思う。

でも、ここのクリニックは低刺激~中刺激がメインらしくて、低AMHの人に刺激しても意味ないという思想がありそうだったので、もしここで治療してたら1回の採卵で1個ずつの効率の悪い採卵になってたと思う。

あと、超低AMHの私にとって決定的にダメなのは、患者一律に「生理をプラノバールで起こして、月経中に治療開始」が画一的に決まっていて、これが超低AMHにはイマイチ過ぎるかも?


結構良さげな先生かなーとは思ったんですが、まだ2軒目だし、クリニック探しは継続。


加えて、プラノバールに関するコメントが引っかかったので、ネット・ブログで猛勉強開始。


まだ、プラノバールもプレマリンも飲み始めず。



D3:RPクリニックへ2回目、1回目とは別の医師に話を聞いてみる


別の医師の印象もみたいと思って、1回目とは別の医師を指定してみました。


聞きたかったのは、まず、プラノバールを飲むのはいいことなのかどうか?です。


ですが、処方の意図は、処方した本人に聞かないと分からないねって言って答えてくれずもやもや


なんか、上司の処方に難癖つけられないとかあるのかな?あるいは担当医が決まったら、横から口を挟まないみたいなルールでもあるのかな?もやもや


とりあえず疑問解決せず。


でも今回の医師は話しやすくていい人そうだった。



D4:RPクリニックへ3回目、意図確認に行ったら酷い診察に合う


初診で診てもらった院長に再診に行きました。


プラノバールでのリセットについて、リプロのブログで勉強してると、カウフマン療法ってのは意味ないって書いてるし、お薬でのリセットは、必要なシチュエーションもあるが、採卵前に単に生理起こすだけってのは無意味だって感じのことを書いてました。


ただ、「場合によっては必要なこともある」とのことだったので、自分がどのようにリセットが必要な状況なのか、純粋にそれを聞きたいと思っての再診でした。


すると、この時のRPクリニックの院長の対応が、本当に軽蔑するレベルで酷かったです。


私は、プラノバールはどうして飲むんですか?プレマリンはどうして飲むんですか?と聞いただけです。


それなのに、それに対する回答はゼロで、「よかれと思ったのに‥」「うちなら高刺激できるよ?」「そんなこと言うんだったら、もう、もう・・・(あなたの治療はうちではできない、と言いたげ)」と、私が他のクリニックと比較検討してることを露骨に嫌がり、小学生か?というような、いじけてるような態度に💦


これはマズイと思って、私はこの院長をなだめて落ち着かせることに切り替え、結局何も「理由」を聞けることなくこの日は終了・・・


とりあえず、ここのクリニックにもし通うとしても、この院長だけは選ぶまい、昨日話を聞きに行った別の医師にチェンジしよう!と思ったのでした。


学んだのは、クリニックを選ぶのみならず、クリニックにも複数の医師がいるので、医師をちゃんと選ぶ必要があるんだ!ということです。



D6:リプロへ初診


疑問が解消せず、モヤモヤが募り過ぎて、これはどうしたもんかーと悩んで、更にクリニックの予約を追加しました。

リプロ東京へ。

予約を取って速攻で初診に行けました。
医師は選べませんが、院長先生でした。

こちらで治療開始する可能性だって十分考えられると思いながら、聞いておきたいことは3つ。

①いま処方されてるプラノバールの是非、②保険と自費の違い、③リプロでの治療だとどうなるか。

言われたことは、ちょっと記憶がうろ覚えだけど、以下のような感じ
  • リプロの場合、プラノバールではなく別の薬を使うことが多い。(薬の知識が当時なかったのでちゃんと聞き取れなかったかもだけど、たぶん、デュファストンて言った。)
  • 自費にすると使うお薬の種類や量や日数の縛りがなくなって幅広な治療ができる。
  • 保険なんて、財政ひっ迫させちゃうから微妙じゃない?的な話・・・
  • リプロの治療の話もしてくれたけど、実際に治療開始してみないと分からんて感じなのか、具体的な策はあまり聞けなかったかも。
  • 低AMHの人にはDHEAサプリを推奨してると教わる!

細かい部分の記憶が残ってないのが残念なんですが、他のクリニックに比べると、ちゃんと質問に答えてくれるし、選択の幅が広そうという印象を受けました。

でも、期待していたほどは「自費のメリット」を教えてもらえず。(この1ヶ月後にリプロは本格的に保険診療を始めるので、その影響かな?)

大クリニックで大量の患者をさばく為か、淡々としてて、「なんとかしてあげるよ!」的な熱意のようなものを感じれず。

通院候補とは思いつつも、他のクリニックで保険診療前提で話を聞いているなか、保険診療をまだ諦めたくはなくて、即決できる状況ではないので、他でダメだったらここに来るのかなぁと思いつつ、引き続きクリニック探しは続く・・・


D6:RPクリニックへ4回目、別の医師に完全チェンジして治療方針の相談。


1回目と3回目で話を聞いた院長は避け、(治療歴はないけど)受付にて担当医の変更も申し出て、感じの良かった2回目の時の医師に相談しました。

  • プラノバールが不安なら、もっと弱い別の薬に変えてみますか?ルトラールにしてみましょう、と。
  • 院長は保険診療のことしか言ってくれなかったけど、自費診療からやってみるのもありだね、という話もした。具体的な利点はよく分からないけど、全力でできる、と。自費でも保険でもどっちでもアリだと。
  • AMHの再検査と、DHEAを処方して欲しいことを伝えて、AMHとDHEA-Sの採血を実施。

この時、色々と追い込まれている状況で、本人が気づかないうちに息が詰まるような気持ちになってたようで、この医師と話してたら、ブワッと涙が出てきてしまいました。

ティッシュをくれて、ささくれそうだった心が少し落ち着くことができました。

でも、クリニック選びはティッシュを出してくれるかどうかで決める訳にはいかないので、帰宅したら賢者タイム。

プラノバール飲んでいいものかが不明・不安だったので、処方された薬は飲んでない状態でしたが、早く治療開始する為には流石にそろそろ飲み始めなきゃいけないかなーと思い、

この日から、ルトラールとプレマリンを飲み始めました。

どこで治療するのにも支障になることはなさそう?と思ったからです。

これで服用は、葉酸、ビタミンD、チラーヂン、ルトラール、プレマリンになりました。

だんだんアイテムが増えていくゲームやってるみたい。

まだクリニックは決められず・・・続きます。



自分で読み返すのも面倒になるくらい、ゴッチャゴチャのクリニック探し前半戦でした。。

後半戦ではクリニック決定し、主治医の下での治療が始まります。