7回の採卵お疲れウナギ
こんにちは。
今日のは、統計データを否定する妄想回です。
こんな記事を見かけました。
https://www.mwc-ivf.jp/news/5209/
こちらのクリニックのデータによれば、ワンクリノンよりもウトロゲスタンの方が優位に成績が良いように見えます
こちらは、フォローさせていただいてる方が取り上げられてたので発見できました。
ありがとうございます。
2021年の記事ですが、バイアスピリンの服用開始時期について、生理後から開始するよりも、胚移植後から開始する方が成績がよいように見えます
ここからは私の妄想です
まず、思うのは、どうして1つのクリニックにおいて、2つの方法が検証可能なのか?ということです。
患者的には、2つの方法が選択できたら、どっちの方がちょっとでも良さげですか?って優劣を聞いて判断したくなる。。
正しい検証をしようと思ったら、同じような群団を2つ作らなきゃいけなくて、2つにランダムに分けないといけなくて、もし、医師に「どっちがいいか分かんないからさー、実験したいから、他の人はAの方法にしてるけど、あなたはBでよろしく」なんて言われた日には、「はぁ〜!?あり得ないんですけど
少しでも良さそうと思う方にしてよ!
」って、私ならなってしまう。
なので、上記のような検証の2つの群団には何らかのバイアスが入ってる気がします。
以下、妄想です。
例えば、ワンクリノンかウトロゲスタンか、については、1日1回だけでよいか、3回も必要か、という違いがありますので、効果が同じ・成績が同じだと説明されたら、楽ちんなワンクリノンを選択するインセンティブが働きます。
ウトロゲスタンを選択するインセンティブは、何となく、回数を沢山やった方がホルモンたっぷりになりそうな気がするとか、過去に使ったことがあって慣れとか?でしょうか。
なので、ワンクリノンを選ぶ人というのは、1日1回でも大丈夫でしょ!と思える楽観的な人が選びそうな気がする(妄想です、傾向としての話)。
バイアスピリンの服用開始時期については、不育症の専門医が数えるほどしかいない現状からして、特定の不育症専門医(杉WCやリプロ)にかかったか否かによって、群団が分かれてるんじゃないかという気がします。
例えば、不育症専門医に別途わざわざかかる必要がないと考えた楽観的な人が、不妊症クリニックの指示通りに移植後から飲むことになり、
不育症専門医にかからないと不安だ!と思った悲観的な人が移植周期の生理後から飲むことになったりしたのではないかと。
つまり、全然、リスクが平等なグループ間の比較じゃないんじゃないかなー、とかって。妄想。
で、更なる想像として、悲観的なグループというのは、何がしか自身の体について悲観的に考える材料があって悲観的な方向に傾くのかな、という気がします。
そのように考えると、
- 楽観的な人(懸念が低い人)がワンクリノンを選択してる傾向があって、かつ、ワンクリノンとウトロゲスタンの真の成績が平等であるなら、懸念が低い人が多いグループであるワンクリノンの方が成績がよくあって欲しいが、取れたデータは逆で、ウトロゲスタンの方が成績がよかった。→なんか有意にウトロゲスタンの方が良いというデータに感じる。
- 楽観的な人が多い移植後バイアスピリンのグループの方が、成績がよいのは、飲み始めた時期の差というより、群団の性質の違いだけじゃないか。→有意なデータとはいえない気がする。
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※後日追記。バイアスピリンで排卵抑制効果があるかもしれないという話↓自然周期(排卵させる周期)で胚移植する時にはバイアスピリンをD5から飲まない方がいいのか?要確認。
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