こんにちは
先日の6回目採卵の培養結果を聞きに行った日、実はクリニック盛りだくさんで、
- 朝イチにAMH即日結果聞けるとこにいく
- その足で夫の男性不妊クリニックの診察に同席する
- 夕方に主治医のとこに6回目採卵の培養結果を聞きに行く
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目次
- 男性不妊クリニックに行ったきっかけ
- 五反田のクリニック
- 高輪のクリニック
- 五反田のクリニック再び(妻も同席)▶︎今回
- 男性不妊に関する結論
男性不妊クリニックに行ったきっかけ
きっかけは、人生初めての採卵の日、その当日の精液所見的に、ふりかけはギリギリ無理、今回は顕微授精だねって言われたことです
顕微授精に対して全く抵抗はありませんでした。むしろその方が確実性があるんかな、と思ってたくらいです。
でも、ふりかけでけっこういい卵が育つことがある、どっちが合うかは人による、という情報を見た事があったので、選べないことがヤダ!と思ったのが1番の理由です。
顕微授精するにしても、ふりかけ出来るくらいの所見の状態で顕微を選ぶ方がきっと結果はいいに違いない〜って思いました。
よい胚盤胞を得る為には精子ちゃんもとっても大事らしいです
そして、私の通うクリニックは男性不妊専門医はいないし、男性不妊要素にはあまり強くないことは何となく知ってたので、主治医に、
「どこか男性不妊専門のクリニックにかかってみたいんですけど、どこがいいですか?」
と聞いてみたところ、提示されたのは、
「うちの患者さんは、つじさんの所に行かれてる方が多いですかねー。」
とのことでした。恵比寿です。
どうやら都内だと1番有名なんですかね?
で、GoogleMAPの評価見てみると、なんかあまり評価が良くない
夫に、「ここのクリニックに行ってくれ!」と頼むにあたって、悪い評価が乱立してると、オススメしにくいなぁとか思ってしまった
不妊治療に関して、良いクリニックのGoogle評価が必ずしも高い訳じゃない、と思ってたんですけど、他人(夫だけど)に薦めるのは忍びない。先生だって、患者さんに行ってる人が多いというだけで、オススメと言われた訳じゃないし・・・どこか他に良さげなところはないものか。
※想像ですが、たぶん恵比寿のクリニックもきっといいクリニック。重度のケースで成果が出ない時に悪評書き込むというパターンで悪く見えてるだけではないかと予想。でも夫にオススメはしづらい。。
と探したところ、見つけたのが五反田のクリニックでした。
京大の先生が新しく開業したクリニック、家から行きやすいし、恵比寿みたいにチャラい場所(失礼過ぎる多分実際はいいクリニック!)じゃないし、何か個々人の患者対応を大事にしてそう!
ということで、私が勝手に夫の予約を予め取っておき、夫に五反田のクリニックに行ってみてー!!とお願いをしました
切実に、誠実に、「お願い」をするのがポイントかなぁと思いました
夫としては、主治医に直接「問題ない」と言われたことがあったので、治療不要じゃなかったの?が最初のリアクションでしたが、
卵子・精子、両方の要素が大事で、両方とも少しでも良くなった方がいいと思う、大丈夫、漢方飲むだけだったりするっぽいし、と説明しました。
(オペが男性不妊のメインの治療であることは、この段階では伏せておきましたw)
夫としても、最初の採卵で顕微授精しか出来なかったことは申し訳なさげにしてるところがあったので、少し怖がってはいました(※)が、行ってくれました
※女性がどれだけの怖い思いを乗り越えてると思ってるんだか、舐めんなよって感じですが(笑)ここだけの話ww
私の主治医に紹介状を書いてもらうお願いをすると、「確かに先日顕微授精にはなってしまいましたが、事前の精液検査では問題なさそうでしたし、精子の調子はその時々で変わりますから、行く必要ないと思いますけどね。」
と言われるんですが、「でも、万全を尽くしたいし、少しでも良くしたいので、行ってみたいです!!」と軽い説得のようなことをして、紹介状を書いてもらいました
(紹介状を渋られた訳ではありません。治療しなくても大丈夫そうだよ〜?的な感じ。)
私の卵の数が希少になってしまってるので、1回1回の採卵が重要!精子の調子がブレブレでは困る!
とにかくあらゆる方面から最善を図らないと、この年齢になってから治療を始めてしまってることの穴埋めは出来ない!と思ったんです。
1回目の採卵の翌日にはクリニックを見つけて予約をし、3週間後で何とか予約でき、後から振り返ると2回目採卵の4日前が初診でした。
五反田のクリニック
色々検査をしたようで、よくあることのようですが、精巣ちゃんの状態に左右差があり、片方は少し所見が悪いようでした。
片方は、いわゆるグレード1なる精索静脈瘤があったそうです。
精索静脈瘤とは
心臓側から精巣に向かう血管(動脈)と、精巣から心臓側に戻る血管(静脈)がありますが、戻る血管(静脈)の血流が悪く、精巣の周辺に血液がたまる状態、これを精索静脈瘤と言います。
大きなものから小さなものまで、さまざまな程度がありますが、全体としては一般男性の約15%に認められます。また、男性側の不妊症の原因の30%以上がこの精索静脈瘤に由来します。
グレード1なら、手術をしても明確な改善が見込めない可能性があり、手術は不要!そのままで大丈夫!との判断になったと聞きました。
夫にもプライベートな時間は欲しいだろうと思って、夫1人で行ってもらい、私はあえてついて行きませんでした。(のちのち、一緒に行っとけば良かったと思うのですが。)
で、手術不要で良かったねぇ!ということで、
処方されたのは、メチコバールと補中益気湯でした。
こちらのクリニックでは、定期的に射精をすること、という指導をしてくださったようで、そういう指導はとても有り難いなと思いました
確か約1ヶ月後に再診したら、精液所見がとても良くて、夫はとても喜んでいました
ところが、その再診から4日後の3回目採卵本番の日の精液所見はあまり良くなくて、引き続き顕微授精一択となります。年末のことでした。
なんでー本番が大事なのに
ってなる訳ですが、おそらく男性不妊クリニックでは院内採精、採卵クリニックでは休み取れなくて持ち込みにしてたので、その差だった可能性があります院内採精が絶対いいです
ただ、この時に初めて胚盤胞チャレンジをしていて、良好胚盤胞を凍結出来ています
もしかしたら男性不妊クリニックでの飲み薬での治療は、一定の?効果あったのかもしれません
初診から2ヶ月後の1月下旬以降は、ふりかけ可能となっています
高輪のクリニック
10月から1月まで毎月採卵してて、1月に初めて上手くいかなかった(初めてふりかけしてみたら、ダメだった)し、採卵期待数が少なかったので、2月は検査周期にしました。
時間が少しできたので、この周期中に更にお勉強をしようと思って、転院もあえて視野に入れてセカンドオピニオンなどを貰いにいく行動をします。
3件行きました。
リプロと、メディシーク目的の六本木(今回はこの話は割愛)と、AMH即時計測してくれる高輪のクリニックです。
セカンドオピニオンの主目的は、①男性不妊要素の採卵時のオプション利用の必要性が高そうかどうか、を改めて考えてみたいということと、②非侵襲性の着床前診断をやっておくかどうか、ということでした。
まずリプロにて、DFI検査やってないんだね、検討してみてもいいかもよ、採卵オプションはZymotとIMSIとPICSIを使ったらもしかしたら胚盤胞獲得率上がる可能性もあるかもね、的なコメントを貰います。
次に高輪にも行ってみると、たまたま男性不妊専門医が出勤してる日だったので、夫はいないものの過去のデータとか見てもらいつつ、男性不妊面の相談ができました。
すると、DFI検査をやる意義はあるけど結果出るまでに時間がかかる、精巣の血流の画像みるに実はオペ適用してもいい所見かもしれない(妻の年齢を鑑みてオペしないと判断したかも)、でもオペの効果が出るのも時間がかかる、
なので、もう検査もせずにZymotを利用するのが1番早くていいんじゃないか、とのことでした。
これを聞いて、オペ適用の判断があったかもしれないのに、妻の年齢のせいでその提案をしないなんてことがあるの!?
と、激おこプンプン丸、まではいかないけど、怒りを覚えました。
(ただ、この怒りもちょっと誤解だったことが後で分かります。)
五反田のクリニックに話を聞きたくなりますが、予約はなかなか取れない
うーーん、と色々悩みましたが、Zymot(=スパームセパレーター)を使えたら、今より更に良い成績が期待出来るのかもしれない、というところに気持ちは行き着きました
じゃあ、しょうがない。主治医のとこのクリニックはとても気に入ってるし、成果も出して貰えてるけど、Zymot使えるクリニックへの転院をダッシュで考えてみるかぁ・・・と、改めて厚労省のHPで、Zymot導入してるクリニックリストを確認しました。
転院候補先をいったんゼロベースでリストアップしてみる為です。
すると、主治医のとこのクリニックの名前がリストにある
という訳で、その翌日くらいが通院予定日だったので聞いてみると、「最近導入しましたよ」とのことだったので、右往左往しまくってたのに、普通に転院などせず、主治医のとこで治療続行となるのでした。
なんてタイムリーな導入なんでしょう
もっと早くに導入してくれてても良かったけど、もっと遅くなくて本当に良かったです
五反田のクリニック再び(妻も同席)▶︎ようやく今回(直近)の話
2月に、精索静脈瘤について、実はオペ適用なのか、オペ不要なのか、どっちなの?という疑問が生じてしまったのですが、もうこの話はZymotで解決したということでいいかぁと思って月日は流れ、
4月末になって、その疑問を改めて解決するチャンスが来ました。
夫の通院予定日が来たからです。
初めて、夫の通院について行きました
五反田の先生に質問をぶつけてみると、精索静脈瘤の手術にまつわる歴史やらも教えていただいたりして、とても勉強になりました
精索静脈瘤の手術は、日本では一度、絶滅しかけたみたいなんです。
どこぞの産婦人科医(たぶんそれなりに権威があった人)が、男性不妊の治療なんか、不妊治療には不要だ!とか言い張ったらしいです。(最低の医者やなぁと思います。古い時代の人だったんだろうな。)
その医師のせいで、男性不妊専門医は絶滅危惧種に一時なったそうです。(いや、一度絶滅しました、ぐらいのことを言ってました(苦笑))
※今でも、この名残りは日本のクリニックのそこかしこに残ってそうで、男性不妊について全く目を向けないクリニックは多く存在するようです。女性側にしか着目しない的な。最低やなって思います。皆さんも是非気をつけてください!
だけど、何とか精索静脈瘤手術の技術を復活させ、普及していってるのが今の状態なんだそうで、なので、五反田の先生的にも、精索静脈瘤の手術自体はむしろ推進派であって、推進派であるからこそ、オペしても改善が見込めない人にまでムヤミヤタラにオペすることはしたくない、という思いなんだそうです。
むやみやたらにオペをやりまくると、精索静脈瘤の手術による効果の統計データが、「手術しても大して効果がない」というデータになってしまいかねないだとか。(本当は意味があるのに。意味がある人にだけ実施しないといけない。)
オペの適用か、非適用か、の判断のところは、まだまだ一貫的な判断基準が確立しきれてない、という感じなのかな?
クリニックによって判断が違うとかあるようです。
なるほどなぁ〜〜〜って、私と夫は、興味津々で話を聞きました
なんか、とってもいい先生で、風邪を引きにくくなる方法(顔を洗う)の話とか、培養士と飲みに行ってこんな話したよ、とか、こんな論文があってね、とか、楽しい先生でした。私の通うクリニックの院長のことを下の名前でちゃん呼びしてました(笑)仲良いんか知らんけど(笑)(京都から来た理事長ではなく、副院長先生です。)
DFI検査やってくれてなかった件は、水に流しましたw
↑元気よく動く精子ちゃんの可愛い(?)生映像を見せてくれて、動画も撮らせてくれて、「とってもいい感じだよ!」と念押ししてくれました
男性不妊に関する結論
女性側の治療もそうですが、男性側についても、医師によって見解相違がありそうです。
2つのクリニックの話を聞きましたが、どちらがいい悪いではなく、私にとってはどちらも大事でした。
手間はかかりますが、色んな医師の見解を聞くのは本当にいいなぁと思います。
男性不妊治療(の殆ど?)は保険で出来るはずですので、何回クリニックに行っても、お金はさほどかかりません。これは本当に羨ましい。(すいません、軽度の治療であれば、かもしれません。男性不妊治療の全容は分かっていません)
セカンドオピニオンて重要!が私の結論です。
またゴチャゴチャと長い文になりました。
読んでくださった方ありがとうございました
よいGWを
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