随分長い間、自分が読みたい本を購入するということをしていませんでした。

少し、疲れたな……。

そんなことを感じた先日。
気がつけば、ふらっと本屋さんに立ち寄っていました。

うわっ、読みたいのがいっぱいある!

吟味して、二冊だけ購入しました。






その一冊目。森下典子さんの
『茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ』
です。

森下さんのお茶のエッセイは、見つけると、どうしても購入してしまいます。
そして、何度も繰り返し読んでしまいます。

このエッセイは、「茶道雑誌」の連載「風の色、水の聲」に始まり、『青嵐の庭にすわる 「日日是好日」物語』というタイトルの単行本になり、それを文庫化したものになるそうです。

お茶の稽古に通う25年間を綴った森下さんのエッセイ『日日是好日』が映画化されることになり、茶道指導者として撮影に参加することになり、樹木希林さんたちプロ集団に飛び込む森下さんのお姿が綴られています。






茶道は一部の選ばれた人たちの稽古事ではなく、わたしたちの日々の暮らしと細やかに結びついている。
己を解放すること、楽に息をすること、自然の理(ことわり)に身を置くこと、他者を知ること、一日一日を生きていくこと。そんなところに繋がっている。
その先に、静寂がある。

私も、己を解放してあげなきゃいけないな。

そんなことを痛感しました。

ありがとう。
のり