実家の庭には大きな金柑の木があります
父は食べませんが私は好きなのです
父がハサミで金柑をちぎるので私は袋を持って横で待っていました
父が台に乗って上の方の金柑をちぎっていると開けた門から紋白蝶がフワフワ飛んできて花の蜜を吸うのでもなく父の周りをフワフワフワフワ回っていました
ああ亡くなった母が来たのだと思いました

今までも庭で父といると父の周りに蝶々が飛んできます
必ず門から入ってきます

父は何も感じていませんが私は母が来ているのだと思っています
母の妹である叔母に電話で話したらやはり同じ考えでした

母の魂は成仏して蝶々くらい軽く自由に過ごしているのでしょう

風は強かったのですが暖かいお彼岸でした