我々が適当に入った店は、レストランといった構えではなく、本来は海鮮高級食材を売る店で、客のお試しの為に調理もしてみました~って感じの店でした。
これで、フカヒレです。
魚のハネなんですね。
トビウオみたいですけど、トビウオは中国語でも『飛魚』なんです。
超高級食材のオンパレード
ツバメの巣、アワビ、フカヒレ、ローヤルゼリーが所狭しとあります。
高級食材店のお手軽試食コーナーの感じであったため、私は、『ふかひれ』といっても、シンガポールやマレーシアで食べた、亀ゼリーみたいにちょっとした小腹ふさぎ程度の物と思ってたのです。
ところが、出てきた料理は土鍋に入った煮込みで、生野菜付きのメインディッシュなので驚かされました。
そこで、わたしはビールも頼んじゃって、晩御飯となりました。
ここで、大笑い。
『M氏』、つい先ほど、屋台のドリアンに見境なく齧り付いてしまってた為、ビールが飲めないのです。
『M氏』セルフ・ポートレート
医学的、科学的に証明されてるのかは知りませんが、ドリアンとビールを一緒に口にすると、ひどい事になると、ドリアンを日常食べることのできる東南アジア地域の国々では言われています。
また、実際に発熱したり、体調を崩したりした体験談はいくつか知ってます。
『M氏』、己がうっかりを「ビールは飲みたくない」とやせ我慢なのでした。
出てきた、『ふかひれ土鍋醤油煮込み』は、アワビ、蟹なんぞも入っていて、大変美味しく頂けました。
付け合わせの生野菜。
もやしがちゃんと処理されていますねぇ。
日本で、もやしが処理されてるほどの中華料理屋で、このサイズ、この材料の煮込みが出てきたら、一体どれくらいするのだろう?
ひょっとしたら、今回の格安旅行代金の半分くらいはするのかしら・・・
ただし、『ふかひれ』自体が美味かったのか、スープが美味かったのかは、経験値がほとんど無いので判定不可でした。
店のおねぇちゃんをからかったり、客の中華系の家族連れと世間話をしたりして、チャイナタウンは私のフィールドですなぁ。
看板娘 TIPちゃん
チャイナタウンにすっかり満足した私たちは、トゥクトゥクと地下鉄でホテルに戻ったのでした。
途中、再度朝のスーパーによって、チャイナタウンで買い忘れていた『月餅』を買い、テント村を冷やかし、足按摩で疲れを癒やしたのでした。
『月餅』は中秋の名月に、御茶受けで食べる、言ってみれば月見団子の中国バージョンです。
近頃では、あんこや生地のバリエーションが際限なく分裂しており、外形のみ『月餅』で中身は何でもアリになってます。
だけど、毎年あちこちで買ってはいますが、美味しいのに巡り合った事は有りません。