11月4日、Taipei Stadiumで開催された標記大会の5000mWに出場してきました。
結果:記録28’29”94(M50クラス1位)
記録のことは(少なくとも歩いている最中には)念頭になかったので、とにかく優勝できたことを喜び、感謝したいと思います。
当初の予定では11月5日14:45スタート。それが、11月4日14:00スタートに変更になったと出発直線の10月30日に連絡があり、前日にはスタート時刻が17:00に変更・・・といった状況でした。
理由は、当初第二競技場で開催予定であった競歩や10000mをメイン競技場での開催に変更したからだとのこと。
いずれにしても、10月の記録会の際に課題となった「食事時間」をどうするかについて迷いましたが、結局、当日の昼は13:00頃にカロリーメイトで軽く済ますことにしました。
が、それが良くなかったのか、スタートの1時間前になってもお腹が重く、結局ストレッチを入念にすることはしたのですが、あまり体を動かすことができず。。。
ウォーミングアップが十分できない状態のまま招集時刻を迎えました。(その意味では、情けないことに、失敗から得られた教訓を活かせていないということになります・・・)
そのような中スタート。10月の記録会の後「1000mまでは「一周2’14”」よりも速く歩かない」と決めたのですが、200m:65”、400m:2’10”とややハイペース・・・しかし、この程度であれば失速しないで済みそうだと感じながら歩きます。
800m過ぎでベントニーの注意を1つ受けるも、ウォーミングアップ不足によるものだと判断し、気にせず歩き続けます。
1000mを過ぎたあたりからは1位の選手につき、1度は先頭に立ったのですが、すぐに追い抜かされたので、その後は無理せずついて行くことに。
第15回のチェンマイ大会では、追い抜く際に2度も注意を受けたことで自滅してしまったので、今回はとにかく我慢してついていくことに専念しました。
そのまま歩き続けて、迷った挙句、ラスト2周で前に出て引き離しにかかりました。のですが、ラスト1周の鐘はすぐ後ろでも鳴り、それも2回。。。
昨年の全日本ではラスト200mで抜かれて2位になったことがまたもや甦ってきましたが、今回は意地でも優勝するつもりで歩き続けます。
ラスト100mで横に並ばれた時にも負けないことを信じて歩き続けた結果・・・ゴールしたのは2番目で、これまで感じたことのないほどの悔しさを感じました。
しかし、トップでゴールした選手が握手を求めてきたので、笑顔で受けて・・・といったことをしていると、3番目にゴールした選手が「お前が1番だ」と言う。「それは間違いだ、僕は2番だ」と答えると、「トップでゴールした選手は失格になったから、お前が1番だ」と。。。
この時、優勝した喜びよりも、ラストで競り合う無謀なことをしたことに初めて気付いて冷や汗が出てきました。が、幸運なことに私は失格にならずに優勝できたようです。
タイムは1000mのスプリットで5’30”-5’43”-5’51”-5’53”-5’33”。もっと早くからペースを上げた方がよかったのかどうかはわかりませんが、とりあえずは、結果にほっとしました。
先ほどは「幸運にも」と書きましたが、競り合った際にも失格にならなかったということは、「ノルディック・ウォーキングのウォーキング・ポールを後ろに突く感じ=「踵を突く」感じ」(今年の全日本マスターズ選手権の結果報告参照)の効用なのだと思っています。
正直言って、少し前まではこのことに気づいていなかったので、これからは「踵を突く」感じを信じてペースを上げることに必要以上に神経質にならないようにしたいと思います。
写真は公式HP掲載のものです。
http://master2012.taipei.gov.tw/en/photo_detail.asp?id=20
隣は2位のHo Man Ho選手、右端は3位のLiu Hak Ming選手(ともに香港)