朝飯を食べたら何もすることがなくなった。
のら「今からどうします?」
めこ「なんでもいいぜ。」
のら「じゃあ若者の街四面に行ってみますね。」

まぁ…四面に来たところで目的もなくブラブラ歩くだけなんだけど。
唯一立ち寄ったのは教保文庫という本屋さんだった。

当たり前だけど、韓国語の本が沢山置いてあった。
平積みされた本の題名をよくよく見てみると…

あれっ!
"容疑者Xの献身"それに"麒麟の翼"って東野圭吾さんの本だ。

辻村深月さんの"カガミの狐城"もあるし、なんとなく日本人作家の本が沢山あるので人気みたい。

ボクは普段メジャーな小説を読むのが好きなので、読んだ本が韓国語に翻訳されて置いてあるのが何故か面白くて、本屋をウロウロするだけでけっこう楽しめた。そしてついつい絵本を一冊衝動買いしてしまった。

一方、普段マイナーな小説を読むのが好きなめこさんは、一目散に本屋さんの中のカフェに入り、韓国のコーヒーの味を満喫していた。
めこ「韓国語の本なんて読めないのに買う意味があるのか?」
のら「多分…ないだろうな。」
 
のら「コーヒーの味は日本と韓国で違いましたか?」
めこ「全く同じだった。」