予告を観ておもしろそうだなー、とは思ってた。
山形では1週間のみの上映、週末ちょっと出かけていたりすると、あっという間に過ぎ去ってしまう上映スケジュール。
仕事も詰まってる。
ちょっと悩んだ。
が、ええぃ!と仕事を切り上げた。
観て良かった、観なきゃ後悔した、そんな超一級作品。
過去に囚われ、引きずる男。25年前の闇に葬られた暴行殺人事件。
犯人を追う男、妻を殺害された男、立場は違えど愛する人を失った(手放した)喪失感を共有するふたりの男。軍事政権下で苦悩する社会を背景に、サスペンスとヒューマンドラマがクロスする秀作。
執念ともいえる愛、そして深く悲しい秘密が明かされる。衝撃的な結末。それでも、苦いラストにならなかったのはヒロインの最後のひと言ととびきりの笑顔。
あたしは、映画をみながらあるひとのことを考えていた。
あたしたちはただの過ぎ去った過去になってしまうのか。それともまだ物語は終わらないのか。
それはきっとずっと後になってわかること。