共同親権へ向けて集団訴訟開始 | 夜明け前の寒さに凍える時・・・

夜明け前の寒さに凍える時・・・

離婚後17年間1度も面会交流をさせてもらえません
8年間で1度しか子どもの顔を見れなかった時期もあります
顔も知らない我が子会いたさに理不尽な壁に苦しむ毎日でした

それでも諦めない事が奇跡の再会につながりました

令和元年11月22日(金)に、共同親権へ向けて自分達の集団訴訟の提起を行いました。

 

 

この日は凍えるような寒さと冷たい雨の中にも関わらず、70人近い当事者達が集まりました。

 

中には夜行バスで福岡から来られた方もいて、当事者のみなさんの切実な思いと、必死な思いと単独親権から共同親権へ変えていきたい強い思いを感じました。 

 

それに合わせ、午前中は、東京地方裁判所と東京家庭裁判所に申し入れや地裁・家裁前で街頭宣伝にビラ配りを行いました。 

 

地裁・家裁申し入れは次の通りです。 

 

<法務省宛 要望書 >

https://k-kokubai.jp/2019/11/23/youbouhoumu/

 

<東京家裁宛 要望書>

https://k-kokubai.jp/2019/11/23/kasaiyousei/

 

<街頭宣伝とビラ配りの様子>

 

中には傘もささず、ずぶ濡れの方もいました・・・。 

来た方、みなさんすごい頑張ってました。 

 

もう、この姿に涙がこみあげてきてしまいました・・・。 

 

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また、この日は同じく東京地方裁判所で13時15分から、

 

離婚などで子どもと会えなくなった父母ら14人が、親子の「面会交流」を義務付ける制度がないため、子を監督し保護する権利が侵害されたとして、国に計900万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した上野先生の集団訴訟の判決が出ました。 

 

東京地裁は「立法措置が必要不可欠だとは認められない」として、請求を退ける判決を言い渡しました。 

 

 

終わった後に上野先生と少しだけお話しをしましたが、当然諦める様子はなく、判決内容を読んで25日の夕方に記者会見を開きたいとの事でした。 

 

こちらの訴訟もぜひ頑張って欲しいのと、みなさんの協力と応援をよろしくお願いします。 

 

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13時30分からは原告と当事者がひとつになって、それぞれのプラカードを持って東京地裁に向かって行進を行いました。 

 

また、降りしきる冷たい雨の中で報道陣が多く集まり、この光景を撮ってくださる姿を見て、今まで誰も見向きもしてくれなかったこの問題が、やっとここまで来たかと思うと、もういつ涙が出てもおかしくない状況でした・・・。 

 

 

 

そして14時半からは裁判所2階の記者倶楽部で記者会見が行われました。 

 

沢山の報道陣の方が記者会見に来てくださいました。

 

 

 

 

 

記者会見では発起人の宗像さんの説明と古賀礼子弁護士の訴訟の法的な趣旨がありました。 

 

<記者会見の映像>

 

 

また、自分の方は、お時間をいただき「集団訴訟への思い」を述べさせていただきました。 

 

今までの思いや我が子への思い、苦しむ当事者の思い、そして、この問題がやっとここまできたかと思うと、途中から涙が止まらなくなってきてしまいました・・・。 

 

 

その為、記者会見の席でグダグダの説明になり、本当に申し訳ございませんでした・・・・。 

 

読み上げた内容が欲しいという記者さんと当事者の方がいましたので、アップさせていただきます。 

 

<自分が読み上げた文は次のとおりです。>

 

 

私がこの裁判でもっとも強く訴えたい事は、離婚や別居をすると、なぜ愛する子どもと会えないのか? 

 

子ども達も、大好きな、お父さん、お母さんに何故自由に会えないのか?という事です。

 

皆さんも外に出かければ、必ず親子の光景を目にすると思います。 そこでは子どもたちが「パパー、ママー!」と聞こえるはずです。 

 

その時の子ども達の笑顔を見てください。 

 

親に愛されるという事が、子どもにとって、どれだけの安らぎと幸せに満ちた顔なのかを。 

 

それがある日、親の離婚や別居によって子ども達は両親から愛される権利も自由も奪われてしまいます。 

 

それは日本が単独親権といって、どちらか一方に親権を決めなければいけないからです。 

 

それが、「名ばかりの親権や戸籍上の関係で」という事であれば構いません。 

 

しかし、現実は一度親権が決まると子どもの面倒を見る監護親は、別れた相手、いわゆる別居親に子どもを会わせる事を拒む場合が多くあり、「夫婦の別れが親子の別れ」にもつながっています。 

 

子ども目線でみても単独親権は何のメリットもありません。 

 

子どもならば両方の親に甘えたいし、一緒に過ごしたいと思うのは当然です。 

 

海外では古くから片親の子ども達のデーターや、面会交流の有無によっての片親の悪影響の違いが把握され、共同親権の法整備がされています。 

 

守らない、監護親には罰則さえあります。 

 

しかし、日本は、私の両親が離婚した昭和40年代から令和になっても監護親が、別居親から子どもを引き離す行為や周りの偏見や保身によって「離婚をすれば親子の別れ」という状況は何一つ変わっていません。 

 

また、単純に単独親権だけが親子の問題や子どもの自由を奪っている訳ではありません。 

 

別居親が唯一の救済場所である、最後の砦である家庭裁判所では、長い時間と歳月をかけ、そこで出される親子が会える決定は月に1回が出ればいい方です。 

 

中には写真と手紙だけしか認めない間接交流という場合もあります。 

 

子どもが「パパと、もっといたい」、「ママとお泊りしたい」と言っているのに子ども達の声は反映される事はありません。 

 

反映されるのは監護親の感情だけです。 

 

また、例え家庭裁判所で会える決定が出ても何の強制力もなく、監護親が嫌だと言えば簡単に会わせない事も出来るのです。 

 

私は子どもが1歳半の時に離婚し11年半経ちますが、年たった3回の面会交流でさえ1度も守れた事はありません。 

 

顔も知らない我が子を思い、「これは自分だけなのか?」と、毎日泣き続けた事もありました。 

 

しかし、これは自分だけでなく、当たり前であり、そして多くの苦しむ親子がいた事に、絶望と驚きを隠せませんでした。 

 

今の日本ではただ単に「子どもと会えていない」という訳ではありません。 

 

そこには、あまりにも理不尽で、何の根拠もない親子の断絶理由が山の様にあります。

 

そして解決の場所がない現実問題も山のようにあります。 

 

それを多くの方に知って頂きたいのと、離婚や別居を考えている方々に、「私達と同じような経験をして欲しくない」という思いがあります。 

 

また、この訴訟を通し、自分が立ち上がる事で、この問題で苦しんでいる全国の親子の皆さんに、「親子が会う事を諦めないで欲しい」、「負けないで欲しい」、というメッセージを伝えたい思いがあります。 

 

この中には日本人だけではなく、日本人と結婚し、日本の単独親権の為に、愛する子ども達と引き裂かれ、苦しむ多くの外国人の方々にも同じ思いです。 

 

本日、同じような集団訴訟の判決があり、残念ながら、そちらは敗訴となっています。 

 

しかし、僕自身は、国に負けたとしても、それで終わりとは思っていません。 

 

それは離婚や別居をしても「親子は親子」だからです。 

 

大好きな我が子への思いは、国に負けても変わる事はありません。 

 

子ども達が「大好きなお父さん、お母さんと自由に会える」日本に変える為に、次の当事者達が、また頑張ればいいと思っています。 

 

その番が今回、自分に回ってきた訳です。 

 

そして、全国の当事者が同じように立ち上がり、この波を大きくしていき、1日も早く日本が海外の様に、共同親権の法整備をされる事を望みます。 

 

これが僕の「集団訴訟への思い」です。

 

 

 

本当は2分という時間しか頂いていませんでしたが、全国で苦しむ親子のみなさんの思いを考えると2分では収める事は出来ず、ひんしゅく覚悟で訴えさせていただきました。

 

たったこれだけの内容でも7分かかりました・・・・。 

 

もっと伝えて欲しい事が一杯あったと思いますが、力不足で申し訳ございません。 

 

今、思うと、もっとこうすれば良かったと反省ばかりです。

 

ただ、いいのか悪いの分かりませんが、読み上げた一部が記事なった部分のあるので、今後の勉強にさせていただきます。 

 

もう1人、女性の小畑さんが同じく「訴訟への思い」と伝えました。 

 

記者会見の場に入れなかった当事者のみなさん、申し訳ございませんでした。

そして応援してくださった当事者のみなさん、ありがとうございました。

 

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夕方からは場所を隣の弁護士会館に移動し、提訴報告集会がありました。 

 

その中で牧野佐千子さん(ジャーナリスト)の講演がありました。 

タイトルは「共同親権めぐるメディアの問題」でした。 

 

共同親権の記事を書くことで、今までにいろいろなご苦労があったようです。 

 

親子の問題が表になかなか出てこない理由も少し考えさせられました・・・。 

世の中は自分達が簡単に思うほど簡単には動かない理由が沢山ある気がします。 

 

牧野佐千子さんは、9月1日(日)で行われた新大久保の集会でご都合がつかず、今回は長いお時間をいただき、お話しが聞けて良かったです。 

 

また、よろしくお願いいたします。

 

また、高橋ジョージさんからの励ましのメッセージをいただき、代わりに読ませていただきました。

高橋ジョージさん、いつもありがとうございます!

 

みなさんに熱い思い届きました!

 

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18時半からは懇親会になり、いろいろな当事者の方々とお話しをする事ができました。 

 

みなさん、抱えている問題や悩みは共通したもので、解決の糸口さえ見えない方も大勢いました・・・。 

 

時折見せる辛い表情や同じ当事者と話す事で笑顔に戻る方もいました。 

 

どうしてもこの問題は相談したり話せる人が周りにいないので、同じ境遇の方が集まり話し合う事の重要性をすごく感じました。 

 

自分も時々公園で当事者の集いを開いています。

どんな小さな集まりでも構いませんので、当事者で集まり話す場を全国で作りましょう! 

 

はじめは2人でも3人でも構いません。 

気軽に集まれるお茶会でも構いません。 

 

それは「誰かが企画して」ではなく、「自分がやる!」という行動力が、親子の問題解決への一歩になります。 

 

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今回は大勢のTV・新聞のメディアの方々来てくださいました。 

海外の記者もいらっしゃいました。 

 

今回の記者会見の様子はニュースに流れました。 

 

<TBSニュース>

http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3836881.htm?1574655958590

 

 

 

<NHKニュス>

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191123/k10012188071000.html

 

 

<日本テレビ>

http://www.news24.jp/articles/2019/11/22/07549033.html 

 

 

 

<日本経済新聞11月23日朝刊>

 

<日本経済新聞デジタル版>

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO52527960S9A121C1CC1000/

 

 

<毎日新聞 11月23日朝刊>

 

<毎日新聞デジタル版>

 

 

https://mainichi.jp/articles/20191122/k00/00m/040/318000c

 

 

<産経新聞11月23日朝刊>

 

産経新聞デジタル版

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191122/afr1911220034-n1.html

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191122/afr1911220034-n1.html

 

 

 

<読売新聞11月23日朝刊>

 

 

<朝日デジタル版>

https://www.asahi.com/articles/ASMCQ6D8ZMCQUTIL040.html

 

<東京新聞11月23日朝刊12版>

 

<共同通信社>

 

<弁護士ドットコムニュース>

 

 

<海外のメディア>

 

この様に、日本だけでなく、世界にむけての報道もあり感謝の思いで一杯です。

電車広告まで出たのか。

すごい。

 

こんなに共同親権の報道をあげてくださる日が来るなんて・・・。

また泣いてしまいました・・・。

 

報道してくださったTV局や新聞各社様、本当にありがとうございました!

 

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そして、クラウドファンディングからのご支援ありがとうございました! 

 

https://readyfor.jp/projects/kyodosinken/announcements/115312

 

全国のみなさまのおかげで、無事に集団訴訟をスタート(提訴)する事ができました。

 

また、ここまで尽力を尽くされた方々と報道をご支援してくださった方に感謝の思いで一杯です。

 

ここからがスタートで、みなさんと一緒に頑張りたいと思います。

 

長くなりましたが、みなさんありがとうございました!

 

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<追記>

 

令和元年11月26日(火)の参議院法務委員会で今回の集団訴訟提訴の話が出ました。

 

嘉田議員のスピーチは素晴らしいです!

すごく勉強されていて、この問題と解決方法を分かっていらっしゃる答弁でした。

 

苦しんでいる親子が言いたい事を分かりやすく伝えてくださり本当にありがとうございました!

この映像の中の説明が全てです。

 

嘉田議員の様な本気で勉強され、実情を把握しての答弁は、「国を良くしたい」という本当の国会議員をみた気がします。

 

逆に国側の答弁は、反対派から聞いたような表面だけの答えばかりで、貰った用紙を読むだけで何も勉強もしてないし、知ろうともしてないなぁ・・・というのが感想です。

 

現実に起きている事が全然分かってないとしか言えない答弁でした。

 

https://www.youtube.com/watch?v=hCvwMEA7oSQ&feature=share