治安部隊が突入開始 バングラデシュの立てこもり

邦人8名安否不明



 バングラデシュの首都ダッカで1日夜、多くの外国人が集まる地区の飲食店に武装グループが押し入り、警察との銃撃戦の末、客などを人質に取って立てこもり、イギリスの公共放送BBCは人質の中に日本人5人が含まれていると伝えています。地元のメ ディアは、日本時間の午前11時前、治安部隊と軍が店内に突入したと伝えています。

 バングラデシュのダッカのグルシャン地区で、1日夜、武装した男たちが飲食店に押し入り、駆けつけた警察との間で銃撃戦となり、店内にいた客や店員を人質に取って立てこもりました。警察によりますと、武装グループとの銃撃戦で警察官2人が死亡し、およそ30人がけがをしたということです。


 地元のメディアによりますと、8人から10人の武装グループが外国人を人質に取っていて、イギリスの公共放送BBCは、警察の話として、人質の中に日本人5人とイタリア人6人が含まれていると伝えています。現地にある日本大使館は、日本人の中に人質が含まれているかどうかは、今のところ、現地の警察からは確認が取れていないということで、引き続き、情報確認を進めているということです。


 また、JICA=国際協力機構のバングラデシュ事務所によりますと、バングラデシュには日本人の職員や専門家など50人から60人が派遣されていて、安否の確認を進めていますが、日本時間の午前11時半の時点で8人と連絡が取れていないということです。


 地元のメディアは、事件の発生から10時間余りがたった日本時間午前11時前、100人以上の治安部隊と軍の兵士が店内に突入し、武装グループへの攻撃を始め、現場にいる記者の話として、銃撃音と爆発音が聞こえたと伝えています。


 現場の近くにある店の従業員は、日本時間の午前11時前、NHKの電話取材に対し、「警察が周辺を封鎖し、待機している。今、激しい銃撃が聞こえている」と現場の様子を説明しました。この従業員は、およそ1時間後の日本時間正午前の電話取材で、銃撃音は聞こえなくなったと話しています。事件が起きた地区は、大使館や外国企業が集まりふだんから多くの外国人が訪れるところで、事件が起きたとき、イスラム教の断食の月=ラマダン中の最後の金曜日の夜で、店は多くの人でにぎわっていたとみられています。




 過激派組織IS=イスラミックステートにつながりがある「アマーク通信」は「ISが、ダッカにある外国人が好むレストランを襲撃した」と伝えましたが、警察は犯行グループについて言及しておらず、詳しいことは分かっていません。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160702/k10010580781000.html?utm_int=news_contents_news-main_001


100人以上の治安部隊突入・・・おいおい・・・銃撃戦・・・おいおい・・・