資産割合変更で株安響く
公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、2015年度の決算で5兆数千億円の運用損失を計上することが1日分かった。GPIFが同日までに厚生労働省に財務諸表を提出した。14年秋から運用割合を増やした株式の価格が下落し、10年度以来5年ぶりの赤字となっ
た。
GPIFは例年7月上旬までに前年度の運用結果を公表しているが、今年は3週間ほど遅い、参院選後の29日に発表することを決めている。厚労省は「初めて保有銘柄を発表するため、時間がかかる」と説明したが、野党は「参院選への影響を配慮した日程だ」と批判を強めていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016070101001344.html?ref=rank