証明写真を撮る為の箱型のプリクラみたいな撮影するやつが駅前とかにある。
でも、履歴書とか資格証に貼る写真を撮る頻度ってそんなにない。
今回仕事の都合で資格を取ることになり、その申し込み書類には写真を貼付しなければならないのだ。
最後に証明写真機を利用したのは3年前?くらいにマイナンバーカードを作った時だったと思う。
最寄り駅の駅前にあった証明写真機で、この街に引っ越して来てからの証明写真は全部そこで撮影していた。
完全に安心していたら駅前の証明写真機が丸ごと無くなっていたのだ。
コロナで駅前から喫煙所が無くなった時と同じくらい狼狽した。
ヤバい書類の提出に間に合わなくなる。
近くにある証明写真機の場所をネットで調べたら最寄り駅からだいぶ遠い街にあるらしいのだ。
俺のGoogle検索はマジで腐っている。
冷静に考えて、こんなに人口がいる街に証明写真機がないのは絶対におかしい!
駅前をキョロキョロしながらウロウロ歩いた。
ガラス張りの中華料理屋さんの前を通ると店内にいる女の子と目が合った。
仲良くしているメンズエステの女の子(中国人)だった。
中国に帰国中の何回もブロックするチャイニーズガールとは別のチャイナガールである。
お酒の飲めない僕に助けを求めて怪しいバーに連れていった方のチャイナガールである。
スカイダイビングをやりたいと言った数週間後にはスカイダイビングで空を飛んでいる動画を送ってくる方のチャイナガールである。
そのまま中華料理屋さんの店内に入り招かれるままチャイナガールのテーブルの向かいに座った。
テーブルに届いたばかりの料理を僕に食べるように勧めてきた。
まぁ遠慮なく食べるんですけどね(笑)
チャイナガールからしたらガラスの向こうの通りに完全に狼狽した雰囲気の野良猫を見付けたから餌を与えてる感じなのかな?
いや、お腹が空いてる訳じゃなく証明写真機を探していると説明した。
説明したけど、よく話が噛み合わなかった。
仕方なく食べることに集中するべく僕も料理を注文してそれをチャイナガールと一緒に食べて会計は僕がスマホでまとめて支払った。
ほとんど僕が食べたのでね。
食後は煙草が吸いたいのでそのままチャイナガールのお店に行くことに。
お客さんではなく遊びに行くだけである。
次のお客さんが来るまで時間があるみたいでお店の別の女の子とソファーに座って煙草を吸いながらくつろいだ。
食後にくつろぐと眠くなってくる。
僕はそこのお店の女の子たちからは赤ちゃんと呼ばれている。
最初は大きい赤ちゃんだったが、今では赤ちゃんと呼ばれている。
男としてはカッコいいに憧れているのに可愛さがカンストしている。
マッサージする?と言われたが普段はスマホで支払いをしているので手持ちの現金は無かった。
コンビニで卸してこないとお金がないと伝えた。
すると、チャイナガールは今度来たときに払ってくれればいいとのこと。
メンズエステでツケ(後払い)が出来るとは聞いたことがない。
通訳の一平も最初はこんな気持ちだったのだろうか?
マッサージをしてもらいながら証明写真機を探していることを再び説明した。
パスポートに貼ったりする写真を撮りたいと。
するとチャイナガールは大型スーパーの近くにあると言うのだ。
そこで写真を撮ったことがあると。
中国語でどうやって検索したのかわからないが、証明写真機の写真(ややこしい)が映っていた。
さらに、ストリートビューで正確な場所まで教えてくれたのだ。
今年1番の謝謝である。
これだからメンズエステは止められない(笑)