ぼくらの七日間戦争 | 天狗と河童の妖怪漫才

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笑える下ネタ満載……の筈です。

さっきテレビで“ぼくらの七日間戦争”についてやってましたね。



小説から映画化された作品ですね。



僕が小学生のときでしたね。



兄貴がビデオ録画した映画を観ましたね。



兄貴は僕の6才上ですし、大人気だった宮沢りえも出演していた作品なので小学生の僕が“ぼくらの七日間戦争”を観ることは自然な流れだったと思います。



ただ、とある理由で僕は母親から2度と“ぼくらの七日間戦争”を観ることは禁止されることになりました。



もちろん続編映画を僕は観ていません。



進撃の巨人について書いた記事で、
“人間には作品に触れることで、その世界観を引き寄せて現実化する能力があるのでは?”
と僕は書いたわけですが、どうやらそれは本当に起きるみたいですね。



当時、小学5年生だったぼくらは通っていた小学校を友達と3人で抜け出して大問題になったんですね。



ぼくらの場合は七日間ではなく、学校を抜け出した日の夜に山道を歩いてるところを車で帰宅途中だった女の先生に発見されてそのまま学校に連れ戻されたわけですけど。



夜も遅くなってて女の先生は自宅に帰るようにと校長か教育委員会からの指示があったみたいでね。



隣の街に住んでる女の先生がたまたま車で山道を通りがかったら、子供が3人歩いてたわけですよ。



どうしょうもない糞ガキ共ですよね。



その日のことについてあれから喋ったことは一度もない。



そのことについてはクラスの誰も触れることはなかった。



他の二人とも、あの日の思い出話をしたことはない。



これが男の子としての友情であり、スタンドバイミーのようなあの頃だけの純度なんだとは思う。