毎年、ミジンコ養殖の種とする個体を、耐久卵から孵化させてるので、今年も

孵化の準備をしてみました。

 

例年だと、米びつで孵化させてから、養殖させる容器に移してたのですが…

※昨年の画像です

今年は、昨日までメダカの幼魚を飼育してた、水槽の水が薄っすらとグリーンウォーター化してるので…

初期の養殖水にぴったりなので、レッドラムズホーンや、オオミジンコやメダカの糞を網で濾しながら

バケツに移し軽く洗ってから…

※ミジンコは弱アルカリ性くらいなら問題ないのですが、濃いグリーンウォーターのアルカリ性の

水質になると、死にだしますよ。

ミジンコの数が多ければ、濃いグリーンウォーターのアルカリ性でも、あっと言う間に薄くしますが(笑)

再度、ミニヒーターを入れ、水を戻し…

水に浸して冷蔵保存してる、スカシタマミジンコの耐久卵を…

適当量、ボウルに移し…

水槽内に入れておきましたので、3~4日後にはこの様に孵化してるはずです。

ミジンコの耐久卵は、1房から2匹産まれますし、水に浸して冷蔵保存しておけば、乾燥させたもの

よりも長期間の保存が可能なので、孵化する環境さえ整えてあげれば、好きなタイミングで孵化

させる事が可能になりますよ。

 

お約束ですが、エサ兼販売用のスカシタマミジンコが、全滅したから耐久卵を

孵化させてる訳ではないですからねウインク

何故、エサ兼販売用のスカシタマミジンコが居るのに、孵化させてるのかと聞かれたら…

ミジンコって、基本的に♀が自分の遺伝子情報をコピーした♀を産むのですが

コピーする際に、少なからずコピーエラーが起こるらしく、産まれるのは100%の遺伝子情報を

持った個体ではなく、コピーするたびに遺伝子が劣化した個体になるらしいのです。

 

コロナウィルスだと、コピーエラーが原因で変異ウィルスになる事もあると、ニュースなどで

聞いたことあるでしょ。

 

変異とまでは言いませんが、劣化することによって、寿命や仔を産む回数や数に

違いが出てくるのでは?

と、根拠もないのですが、私は思ってるので、耐久卵から孵化した個体は

100%の遺伝子情報になると本で読んだので、その年の種ミジンコにしてるのです。

実際問題、5年10年と累代させても問題がないのかもですけどね(笑)

 

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